脇を閉じても脇は締まらない

こんにちは、
体軸コンディショニングのマネージャー山川です。

脇を締めるという言葉は、気をつけるという意味でも使われますが、スポーツや武道においても状態を表す際によく使われる言葉ですよね。
実際、当スクールの講座やレッスンでも「脇を締めて…」といった表現をよく使います。

しかし、この時に二の腕を体幹に押し付けるように脇(腕)を閉じる方がいます。
このような方は大抵脇が締まっている感覚は弱く、うまく使うことができないので、肩や首が緊張し疲労感を訴えます。

その理由として、脇(腕)を閉じる動作というのは、肩関節の内転運動になり、筋肉で言うと大胸筋や広背筋と言った体幹の前後にあるアウターマッスルなのです。
大胸筋は三角筋とも筋連結しているので、肩関節の表面側が全体的に働きやすくなります。
つまり、いくら脇(腕)を閉じても、脇の筋肉は働かないのです。

では、脇を締めると言うのはどのような状態なのか?
それは、前鋸筋が働いている状態です。
前鋸筋は、脇の下の肋骨から肩甲骨の裏側に付き、主に肩甲骨の動きに影響する筋肉です。

この前鋸筋が働くと、肩甲骨を脇下に引き寄せます。いわゆる肩甲骨の外転です。
さらに言うならば、筋肉の使い分けができていれば立甲の状態になるのです。

このように、脇を締めるのは構造的な観点から腕の状態ではなく、立甲の状態のことを言います。
つまり、脇が開いていても立甲していれば脇は締まっているのです。

では、なぜ立甲がいいのか?
そもそも立甲って何なのか?
前鋸筋が働くことで得られるメリット
前鋸筋を使った立甲のやり方
などを知りたい方は、こちらで詳しく説明しています。

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