こんばんは、理学療法士でもあり母親でもある新田です。
先日、息子達の保育園の生活発表会を観に行き、そこで保育士さんの仕事の大変さを改めて感じました。
幼児クラスでは保育士さんがこどもの身長に合わせて低い体勢で一緒に歩いたり、
舞台の裾に隠れようとする子を追いかけてつかまえ抱きかかえたり…
他のクラスの保育士さんは、片手でこどもを抱っこし、片手でマイクを持ち、セリフを言いながら舞台を歩き回っていました。
こどもをあまり見ないで、こどもの対応をしている保育士さんにばかり目が行ってしまいました。
職業病ですかね。笑
そして、こどもの対応をしている時の保育士さんの身体の使い方で気になる点を2つみつけました。
・こどもの身長に合わせてかがむときに腰が曲がっている。
・こどもを抱き上げる時、腰を丸めて背筋や僧帽筋など身体の表面にあるアウターマッスルを優位に使っている。
この身体の使い方では、腰を痛めたり肩コリ・腕コリの原因になってしまいます。
実際に保育士の友人の話を聞くと、腰痛持ちや慢性肩コリの同僚も多いそうです。
保育士さんのお陰で仕事に専念できる母親の立場からすると、身を粉にして働いてくれている保育士さんにいたたまれない気持ちになりました。
今回はそんな保育士さんに対して、腰や肩に負担をかけない抱っこの仕方をお伝えしていこうと思います。
〈楽に抱っこできる方法〉
こどもを床から抱きあげる時、多くの人が腰を丸めながら抱き上げるのですが、それにより腰を痛めてしまったり、力任せに抱っこをする事で肩や腕のコリにつながってしまいます。
この場合、そけい部という太もものつけ根を折り曲げながら抱き上げる事で楽に抱っこできるようになります。
この時に使う筋肉が大腰筋です。
《大腰筋のトレーニング》
そけい部を触りながら、お辞儀を3回(体幹の前傾)しましょう。
大腰筋はそけい部までついていますので、そこを触ることで、大腰筋が使いやすくなります。
大腰筋を使う事で股関節の筋肉を効率よく使えるため、腰ではなく太ももの裏側の筋肉の伸張を感じるかと思います。
まずはこどもを抱き上げる前にこのトレーニングを試してみてください。普段感じる事のないような腰や肩周りの楽さを感じるでしょう。
・こどもを抱き上げる時に腰が痛い。
・抱っこの時に肩や腕がコル。
・床に座ってこどもと遊ぶ時に腰が丸まる。
こういった状態の時に有効ですので是非試してみてください。
抱きあげる以外にも、身体に負担をかけずにこどもの対応ができるようになる方法があります。
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