こんにちは、
体軸コンディショニングのマネージャー山川です。
野球をするとき、誰しもが必ず「投げる」という動作をするはずです。
走ることよりも先に、キャッチボールで身体を動かす方も多いのではないでしょうか。
その投げることで身体の状態を確認していると思います。
その時に、
今日は肩の調子が良くないなぁ…
リリースがうまく行かない…
フォームがしっくりこない…
なんて考える方がいるはずです。
今日はその理由と簡単なセルフケアをお伝えします。
[調子が悪い人の共通点]
まず、なんとなく調子が良くないなと思う人の共通点として、
アウターマッスルの緊張が考えられます。
肩周りであれば、三角筋・僧帽筋・大胸筋があります。
これらは筋肉同士で繋がりがあり、連動して働く特徴があります。
なので、いずれかが緊張すれば連動して全てが緊張します。
では、なぜこれらが働くと良くないのか?
それはアウターマッスルの特徴が関係します。
その特徴は、
・筋出力が大きく力強い動きはできるが、繊細な動きができない。
・瞬発力は高いが、持久力はない。
・筋肉自体の発達はしやすいが、大きくなってくると筋肉が邪魔をして可動域が狭くなる。
などなど
このようなことから、
アウターマッスルが働きすぎると身体の動きは固くなり、
ピッチングという繊細な動きの調整が難しくなります。
なので、野球選手の多くの方が、肩のインナーマッスルのトレーニングを行うのです。
[インナーマッスルを鍛えれば良い…わけじゃない]
かといって、インナーマッスルばかりを重点的に鍛えても、
身体は固まり、肩の動きも悪くなります。
よくある方法として、
肘をわき腹につけて、チューブを外側や内側に引っ張り、
棘下筋と肩甲下筋といった肩のインナーマッスルを鍛える方法があります。
実際これを続けていると、特に棘下筋の方が辛さを感じます。
その棘下筋を鍛えた後に投球をすると、
腕の外旋がしやすくなって胸は張りやすくなるが、
リリースをする時に制限がかかります。
理由として、
・棘下筋は外旋動作であって、内旋動作では活動しない。
・筋肉や筋膜の影響で、肩甲骨を内側に寄せる僧帽筋や菱形筋が働く。
ことが考えられます。
その結果、アウターマッスルが働き、動きが固くなるのです。
ではどうすればよいのか…
[前提として働かせるインナーマッスル]
棘下筋や肩甲下筋といったインナーマッスルを鍛える前に、
使えていなければいけないインナーマッスルがあります。
それが、「前鋸筋」という脇の下にある筋肉です。
この筋肉は肩のインナーマッスルに筋肉や筋膜で繋がっているだけでなく、
肩と体幹に直接つながる筋肉なのです。
そして、体幹部では腹斜筋につながるので、体幹の筋肉と肩の筋肉をつなげる役割もあります。
なので、前鋸筋が働くことで体幹と肩の動きの連動ができます。
そして、前鋸筋が働く環境というのは、三角筋や僧帽筋といったアウターマッスルが過剰に働いていない状態なので、動きが固まることがなくスムーズな動きができるようになります。
実際にその状況を体感しましょう。
1、右手で左腕の付け根を掴む。
*このとき脇の後ろ側を押さえておく。
2、押さえたまま肩を大きく前後に回す。
詳しい動画はこちら
https://youtu.be/XOEIOVtYoBA
実際にワーク前後で肩の動きが変わったはずです。
この状態で投球動作をすると、腕の振りが軽くなるはずです。
なぜ変わったのか?
より動きが変わる筋肉のリリース法は?
このようなことが気になる方はこちらでお伝えします。
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