ふくらはぎの固さを楽にする方法

アキレス腱のストレッチが膝を痛めるかもしれないって知っていますか。
体を楽にするためにストレッチしているのに、痛くなるなんてどういうこと?
と思った方はこのまま読み進めてください。

<アキレス腱が硬くなる原因>

立った状態で、倒れないように体を少し前へ傾けてみてください。
この時、ふくらはぎに力が入っていると思いますが、
それは、それ以上体が倒れないように、ふくらはぎの下腿三頭筋(かたいさんとうきん)が働いているからです。
働いているので、固くなるのは当然ですし、体が前に傾いている姿勢は、ふくらはぎが固い人の特徴でもあります。
では、その固いふくらはぎをストレッチすると痛めるのは何故でしょうか。

<なぜストレッチすると痛くなるのか?>

姿勢を保つためにふくらはぎの筋肉は伸びながらも働いている場合
その伸びている筋肉をさらに伸ばすと、
力は発揮しにくくなります。
その結果、足首では支えきれずに膝に負担がかかり、痛くなる可能性があります。
硬いからストレッチではなく、
硬くなった原因に対しての対策が必要です。

<重心の位置と膝の関係>

身体を前へ傾けた姿勢は、足首でバランスを取っています。

この方法では、足首から上の体全体が前へ傾くため、
下腿三頭筋にかかる負担が大きすぎるのです。

では、
どうするかと言うと、もっと上の股関節でバランスを取るようにします。
そのためには、以下の2つの筋肉がポイント。

・腰から股関節へ伸びる大腰筋(だいようきん)
・お尻から裏ももへ伸びるハムストリングス

大腰筋が前から体を起こし、ハムストリングスが体を後ろへ引く。
2つの働きが合わさると、体は真っ直ぐに伸びます。
具体的には、次の体操を行うと良いのですが、
その前にふくらはぎの硬さをチェックしてみてください。

チェックしたら次の体操を試してみてください。

1.肩幅に足を開く。
2.そけい部(ビキニラインの中心)をさわる。
3.そこを支点に体を前へ倒し、お尻を後ろへ突き出す。
4.元の姿勢に戻る。
5.10回繰り返す。

運動後は股関節でバランスを取れるので、アキレス腱は緩み、運動前より楽に立てるはずです。

<まとめ>

・アキレス腱のストレッチが膝を痛める可能性がある。
・筋肉は姿勢を保つために伸びながらも働く。
・伸びている筋肉をストレッチすると力が発揮しにくくなる。
・股関節でバランスを取れると体の負担が減る。
ストレッチと言うと体に良いものというイメージですが、必ずしもそうでないことを頭に入れておきましょう。

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理学療法士 松井 洸

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