肩甲骨が立てばパフォーマンスは上がる

FOOT×BRAINという番組で「肩甲骨を立たせる身体の使い方」が取り上げられていました。

肩甲骨を立たせる身体の使い方を「立甲」というのですが、
実はこの「立甲」ができると、
身体を動かすときにスピーディかつ大きな力を発揮することができるのですが、
あなたはこのことを知っていますか?

<立甲とは>

そもそもの話になりますが、「立甲」とは肋骨に対して肩甲骨が垂直に立っている状態のことです。

この肋骨に対して肩甲骨が垂直に立っているというのは、脇の筋肉(前鋸筋)が働き、肩周りの筋肉(三角筋や大胸筋)や背中の筋肉(菱形筋や脊柱起立筋)の無駄な力が抜けている状態のことを指します。

では、なぜ立甲が出来るとスピーディかつ大きな力を発揮することができるのでしょうか、、、

<立甲が出来るとパフォーマンスが上がる2つの理由>

立甲が出来るようになることでスピーディで効率よく力を発揮できるようになる理由は2つあります。

1つは広い範囲でゼロポジションが獲得できるということです。

ゼロポジションとは肩甲骨と上腕骨が平行な位置関係にある状態で、肩関節を安定させる役割を持っている筋肉(ローテーターカフ)が働きやすくなり、肩を安定させることが出来るようになります。

肩関節を安定させた状態を作ることが出来れば、肩自体への負担が減らせるだけでなく、肩回りや背中周り筋肉の無駄な力を入れずに最低限の力で上半身を動かすことが出来るようになります。

そして、もう1つは脇の筋肉が働くことによって、繋がっている脇腹の筋肉(腹斜筋)や体幹のインナーマッスル(腹横筋や横隔膜、大腰筋など)を連動させて身体を動かすことが出来るようになるということです

繋がっている筋肉同士を連動させて動かすことが出来れば、下半身からの力を上半身へ、上半身からの力を下半身へ効率的に力を伝えることが出来るようになるので、スポーツで身体を動かすときにスピーディかつ大きな力を発揮することが出来るようになるといったわけです。

FOOT×BRAINの番組で「長友選手や澤選手といった世界トップクラスのアスリートは立甲を使いこなすことで、効率的に身体を動かしパフォーマンスを高めている」と言っていました。

これはゼロポジションの獲得と脇の筋肉を働かせることで、全身を連動させた身体の使い方ができるといった所に理由があるからなのです。

<立甲のやり方>

・手の下に肩をつき、指先はまっすぐ正面を向け、肩は股関節の真下につく。

・両腕で床を押すことで、肩甲骨間を拡げ、広い背中を作る。
・肩を下げながら、脇を締め、脇の下の力を感じながら床を押す。
・さらに脇を締めたまま頭を垂らし、おへそを地面に近づけていくと肩甲骨が浮き出てくる。

※動画はこちら

この手順で踏んでいくと立甲が出来るようになります。

立甲が出来るようになれば、
ゼロポジションの獲得や全身を連動させた身体の使い方が出来るようになるため、
スピーディかつ大きな力を発揮することが出来ます。

スポーツはもちろんのこと、日常の生活にも活かすことが出来ますので、ぜひあなたも試してみてはいかがでしょうか。

*よく立甲と翼状肩甲が混同されますが、両者は明確に異なります。

・立甲→前鋸筋がきき、外腹斜筋との筋連鎖が働いて体幹の力を誘導できる。

・翼状肩甲→前鋸筋の支配神経(長胸神経)が斜角筋や小胸筋によって圧迫されて、麻痺をしてしまう。外腹斜筋との筋連鎖は働かず、体幹の力を誘導できない。

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