【スピードを上げたいなら止まれ】

「トレーニングを担当するからには、結果を出して選手のモチベーションを上げたい。」

結果が出ればければ契約を打ち切られるプロの世界。
そんな厳しい世界で戦うアスリートたちのトレーニングを担当するトレーナーであれば、誰もがこのように思うことです。

体軸トレーナーの私が永井選手のトレーニングを担当するようになったとき、まず「どのようなプレーをしたいのか?」を確認しました。

[スピードを上げたい。]

特に永井選手の求めるものは、日本代表に選ばれていた頃のようなキレのあるスピードに乗ったドリブルです。

しかし、永井選手は年齢的にも肉体的にもピークを超えたと思っていたため、「少しでも全盛期の感覚に近づければいい。」という願望のような話し方でした。

担当するサッカー選手からこのような相談をされたら、アナタならどうしますか?

一般的なトレーナーは、今よりも早いスピードで動けるように考えます。

例えば、50m走を7秒台から6秒台にするためのトレーニングをする。

しかし、私はこのようなトレーニングをしません。
なぜなら、シーズン中の場合は肉体改造をするとプレーの感覚自体を変えてしまう可能性があるので、
特に身体に大きな負荷をかけるトレーニングはしたくないからです。

選手の要望は、スピードを上げたい。

しかし、トレーナーの私はスピードを上げるトレーニングをしない。

一体、何を言っているんだ?

このように思ったアナタ。
ぜひ、このまま読み続けてください。

[視点を変える]

トレーニングを考える前に、冷静になって考えましょう。
選手がスピードを上げたいと要望するのは、ドリブルで相手を抜きたいからです。
要は、相手を抜いたり置き去りに出来ればいいのです。

と言うことは、緩急をつけて相手に速くドリブルしているように感じさせればいいのです。
つまり、止まったりゆっくり出来ることもスピードなのです。

止まる。
そこから一瞬でトップスピードへギアチェンジすることにより、
選手のスピードは変わらなくても相手の体感では一瞬の速さが驚くほどの速さに感じています。

このギアチェンジをするためには、股関節とみぞおちの働きが非常に大事です。
今回は効果的に股関節とみぞおちを働かせるワークを紹介します。

〈効果的に股関節とみぞおちを働かせるワーク〉

1. 仰向けに寝た状態で右手でみぞおちを押し、左手で右脚の股関節を押す。

2. 両手は押したまま右膝を胸に近づける、元の位置に戻すを2回繰り返す。

3. 両手は押したまま右脚の股関節を支点に時計回りと反時計回りに2回ずつ大きく円を描くように動かす。

4. 手を入れ替えて左足も同様に2,3のワークを行う。

みぞおちの位置は大腰筋の起始部、股関節の位置は大腰筋の停止部とハムストリングスの起始部があります。
股関節を介してハムストリングスと大腰筋を連動して動かせる状態にしました。
あとは実戦で活用するだけです。

その活用方法は今後の記事で紹介して行きたいと思いますので、
まずは紹介したワークを行ってから練習をして身体を整えてください。

今回紹介したワーク以外のワークは下記URLよりダウンロード出来ますので、
ぜひご覧ください。

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