こんにちは。アナトミーの鬼の田中です。
あぐらの姿勢がキツイという男性、けっこういるんですが、
あなたはあぐらをかけますか?
もしくは、あなたがヨガのインストラクターさんだとしたら、
そういう生徒さん、多くないですか?
ストレッチをかけたり、ヨガのポーズをすることで
徐々に柔らかくなることを期待するかと思いますが、
なかなか柔らかくならない人、
けっこう多いですよね。
大きな筋肉にアプローチしている人が多い中、
見落としがちな筋肉があるので、
今日は、その筋肉をお伝えします。
<見落とされがちな筋肉>
それは外旋六筋という
股関節を外旋(外に捻じる)筋肉です。
外旋六筋は、
・上双子筋・下双子筋・内閉鎖筋
・外閉鎖筋・大腿方形筋・梨状筋
を総称して言います。
特に、坐骨と大腿骨を繋いでいる
梨状筋以外の5つの筋肉へのアプローチが、
とても有効です。
梨状筋を意識している方は多いですが、
他の5つの筋肉を意識している方は少ないです。
その5つの筋肉を実際に触診してみると、
めちゃめちゃ硬くなって縮んでいる方がほとんどです。
ただ、注意してください。
これらの筋肉は大殿筋という大きな筋肉に覆われています。
ですので、しっかりポイントを絞ってほぐす必要があります。
ポイントは坐骨と大転子です。
その中間あたりに5つの筋肉がありますので、
そこを狙ってほぐすと効果的です。
ではなぜ、外旋六筋が固いとあぐらの姿勢がきついのか?
そのことをお伝えしていきます、
<外旋六筋をほぐすと効果的>
股関節を屈曲した際に、大腿骨は後方にズレながら動くのですが、
この筋肉が固いと、大腿骨が後方にズレながら動くことができないのです。
ですので、この筋肉はほぐした方が良いのです。
しかも、股関節が屈曲できないと、骨盤は後傾してしまいます。
そうすると、
・多裂筋(背筋の深層にある筋肉)
・腸腰筋
これらの骨盤を前傾させる筋肉は働きにくくなってしまいます。
しかも、この2つの筋肉はインナーマッスルなので、
インナーマッスルが使いにくくなると
アウターマッスルの緊張が高まり、
身体は固くなります。
ですので、さらにあぐらの姿勢がきつくなります。
<おすすめの体操>
外旋六筋をほぐした後に、
次の体操をやってみてください。
股関節のインナーマッスルを使いやすくする体操
ほぐすことと合わせて、
使えていない筋肉を働かせることが重要です。
ぜひ、試してみてください。
もしまだ、読み疲れていないなら、笑
次の体操もおすすめです。
1、内転筋をほぐす
2、内転筋を使う体操
この内転筋は先程の腸腰筋と筋膜でつながっています。
このつながりのある筋肉までアプローチすると
より効果的です。
ぜひ、試してみてください。
====================
・さらに筋膜について知りたい方はこちら
・学校では学ばない解剖学はこちら
こちらでは、こどものケガの予防に効果的な体操を
無料で紹介しております。無料冊子をダウンロード
=====================
最新記事 by 体軸コンディショニングスクール (全て見る)
- ビックボスの秘策⁉新庄監督から学ぶ姿勢の極意 - 2022年3月10日
- こどもの運動神経が良くなる肩甲骨の使い方 - 2022年3月8日
- 靴底で分かるこどもの歩き方の特徴 - 2022年2月22日