育成の重要性を再確認したアジアカップ

2大会振りの優勝を目指して戦った日本代表は1−3で敗戦…
 
アジアカップを制したのは、今まで優勝経験のないカタール。
今回の初優勝を機に、
 
「カタールは今後のアジアのサッカー界を引っ張る存在になっていくであろう。」
 
このように感じたサッカー関係者は多いのではないでしょうか。
 
 
こんばんは。
永井雄一郎です。
 
今では優秀な育成機関として世界的にも知られている、
カタールのアスパイア・アカデミー。
このアカデミーは育成に力を入れるべく2004年に設立されたのですが、10年後の2014年に開催されたAFC U-19選手権でU-19カタール代表が優勝という形で結果を残しました。
驚くべきは、U-19カタール代表のメンバー全員がアスパイア・アカデミー出身者だったのです。
 
そして今回のアジアカップでは、カタール代表のメンバー23名のうち、8名がアスパイア・アカデミーの出身者でした。
 
まさに、育成が見事に成功したとも言える結果だったのではないでしょうか。
 
日本代表が負けてしまったのは非常に残念ですが、サッカークリニックを立ち上げた私としては「育成」を重要視していたので、方向性が間違っていなかったことを再認識する機会となりました。
 
 
[育成は身体の使い方から始める]
 
私が育成年代のころから身につけて欲しいと思っているのは、プレーするための身体の使い方です。
 
今大会を見ていて非常に違和感を感じた身体の使い方は、
最初の動作から次の動作への移行する際の身体の使い方です。
 
この移行する際に生じる身体のブレが特に気になりました。
 
試合中のプレーでは微妙な違いなので分からない方もいると思いますので、日常生活でも行なっている「歩く動作から走る動作」へ移行する場面を例に説明します。
 
体感した方が分かりやすいので、ぜひ一緒にやりましょう。
2人1組のペアになって相互チェックすると分かりやすいのですが、1人の場合は携帯で動画を撮っておくといいですよ。
 
 
〈歩く〜走る〜歩く基本動作を確認する〉
 
1. 前を向いて歩きながら真っ直ぐ歩く。
 
2. 徐々にスピードを上げ、自分のタイミングでトップスピードに切り替えてから約5メートル走る。
※トップスピードに切り替える瞬間を要チェック。
 
3. トップスピードで約5メートル走ったら、徐々にスピードを緩めて歩く。
※急に止まると怪我をする可能性があるので、要注意。
 
 
この一連の動作の中で歩く動作からトップスピードになる瞬間、身体がブレてしまった方は特に、
 
・頭の位置が大きく動いている。
・お腹に力を入れている。
・足を踏み込んでいる。
 
などなど、トップスピードになる瞬間に姿勢が崩れてしまっている、もしくは余計な力を入れていませんか?
 
例えば、
 
重みがある頭が大きく動いてしまうと、つられて身体が動く。
特に頭が前に動くと、身体が重さに耐えようとしてお腹に力を入れてしまう。
そのまま前に進むと上半身が前に出るので、足で踏ん張ってしまう。
 
その結果、
 
主にお腹は腹直筋、足は大腿四頭筋といったアウターマッスルが優位に働き、歩く動作から走る動作の切り替えが遅くなってしまうのです。
 
アナタは、
どうすれば歩く動作から走る動作までスムーズに移行できるか分かりますか?
 
簡単に説明するとアウターマッスルを優位に働かせるのではなくインナーマッスルを優位に動かせばいいのですが、
実は目線だけでもある程度の変化を感じることが出来ます。
 
先ほど行なった「歩く〜走る〜歩く」動作ですが、下記の点に注意して再度行います。
 
・目線、頭の位置を変えない。
・歩く前にみぞおち(おへそから指4本上)を指で押し込むように10回押す。
 
 
いかがでしょうか?
 
違いを感じることが出来たと思います。
目線、頭の位置を変えなければ頭が前に出ないので、上半身が自然に前に出てくることはありません。
 
そのまま前に進んでも上半身が前に出なければお腹(腹直筋)に余計な力を入れる必要がありませんし、
足で踏ん張る必要もありません。
 
その結果、
先ほどのようにアウターマッスルの腹直筋や大腿四頭筋に余計な負荷がかかりません。
 
さらに、
みぞおち(おへそから指4本上)がインナーマッスルの大腰筋の起始部にあたるため、事前に意識付けをすることによって腹直筋ではなく大腰筋を優位に働きやすくなります。
 
目線、頭の位置だけではなく、使う筋肉関節運動を意識して行うとより動きがスムーズになるのですが、それは下記PDFをご覧ください。
 
 
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