イチロー選手に学ぶ身体の使い方

こんばんは。
体軸コンディショニングスクールの上田です。
肩コリ・首コリに悩む人、肩を痛めやすい人は、
胸郭(きょうかく)を柔軟に動かすことができない人が多いです。
*胸郭=12対の肋骨と12個の胸椎と胸骨の総称。
一方で、胸郭に柔軟性を作ることができる人は、肩周りにかかる負担を小さくすることができます。
イチロー選手がレーザービームを投じる瞬間の映像を見ると、胸郭が変形し肩の位置が大きく移動していることが見て取れます。

あれだけ凄まじいボールを投げても肩を痛めない理由は、肩の強さというより、胸郭の変形を伴う身体の使い方の上手さにあります。
それが、イチロー選手の秀でたポイントの1つです。
一般に、腕の動きは肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節の動きで成り立つと考えられています。
*肩甲上腕関節(写真の黄矢印を参照)
*肩甲胸郭関節(写真の赤矢印を参照)
写真はこちら

肩甲上腕関節とは、肩甲骨と上腕骨を繋ぐ関節です。
肩甲胸郭関節は、肩甲骨と胸郭の間のポイントを指します。
ちなみに、この肩甲胸郭関節ですが、肩甲骨と胸郭は接合していないため、厳密な意味での関節ではありません。
両関節の動きに加え、胸郭の変形も連動させることで、さらに腕を上手く動かすことができます。
上腕骨の土台である肩甲骨が動き、肩甲骨の土台となっている胸郭も動くことで、トータルでの腕の可動域を大きくすることができ、肩甲上腕関節への負担を軽減させることができます。
しかし、これらのどこかの動きが悪くなると、肩にかかる負担が大きくなります。
試しに、肩甲骨を背骨に寄せた状態(=肩甲骨の動きを悪くした状態)で、腕を挙げると肩周り(三角筋)に強いストレスを感じると思います。
腕を挙げる際には、肩甲骨の上方回旋を伴いますが、それができないと肩甲上腕関節だけで腕の動きを作ろうとし、三角筋に強い負荷がかかるのです。
また、肩甲骨を背骨に寄せてしまうと、肩甲骨で後ろから胸郭を押さえつける恰好になります。
そうなると、胸郭は変形しづらくなり、肩甲上腕関節で動きを補おうとするため、肩周りに高い負荷がかかります。
対して、胸郭が柔軟に動き、肩甲骨の可動域を大きく作ることができると、効率よく腕を扱うことができます。
そのために、積極的に働かせたい筋肉が『前鋸筋』です。
前鋸筋は、肩甲骨を背骨から離す働きをするため、肩甲骨を背骨に寄せる働きをする僧帽筋・菱形筋などの緊張を取ることができます。
それによって、肩甲骨自体が外側に移動しやすくなり、胸郭自体も後ろから押さえつけられる力が抜ける分、変形を作りやすくなります。
肩甲骨と胸郭の2つの土台の動きが良くなると、肩甲上腕関節にかかる負担が軽減することができ、体幹全体を使って腕を動かすことができます。
〔胸郭と肩甲骨の動きを良くするワーク〕
前鋸筋を優位に働かせるワーク
〔背骨を動かし胸郭の柔軟性を作るワーク〕
*胸郭の柔軟性を高めるには、背骨の中でも特に胸椎の可動性を作ることが効果的です。
これらのワークを行うことで、前鋸筋を積極的に働かせ、胸郭と肩甲骨を大きく動かしながら腕を動かすことで、肩甲上腕関節以外のポイントで負担を分担できます。
肩を強くしたい、肩コリ・首コリを治したい、
そういった人は、肩を鍛えるのではなく、胸郭と肩甲骨の可動域を大きくするための前鋸筋を鍛えると、驚くような効果を期待できます。
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