肩こりを解消するにはあごを見る

肩こりや首こりの原因の1つに、
「あご関節」が関係している可能性があります。

あご関節の周りには、首や肩の筋肉が位置しており、
あご関節のズレや嚙み合わせの悪さが筋肉を緊張させます。

その結果、肩こりや首こりといった症状を引き起こし、
ひどい場合はそれによって痛みも伴います。

では、なぜあご関節のズレが起こるのか、その理由と解決策を一緒に見ていきましょう。

<首の筋肉とあごの関係>

あご関節は、頭蓋骨(ずがいこつ)の中でも、
耳周りの側頭骨(そくとうこつ)という骨と
あごから下の下顎骨(かがくこつ)という骨で構成されています。
側頭骨と下顎骨が動くことであご関節が動き、口を開けたり閉めたりできるわけです。

 
側頭骨のちょうど耳の裏側にあたる部分に、
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という首の筋肉がついています。

本来は首を曲げるための筋肉ですが、
この筋肉が緊張しすぎると側頭骨を下方へ引っ張ります。

側頭骨が下方に引っ張られることで、
あご関節がズレてしまい、関節の動きが悪くなってしまいます。

あご関節のズレ、動きの悪さによって、
顔の筋肉や首周りの筋肉はさらに緊張を高めてしまいます。
その結果、ますますあごの動きも悪くなるし、
肩こりや首こりもひどくなるという悪循環におちいります。

<首の緊張が起こる理由>

では、なぜ胸鎖乳突筋が緊張してしまうかというところですが、その理由の1つに足首の前脛骨筋(ぜんけいこつきん)という筋肉が関わっています。

首と足首というと全然違う場所に思えますが、身体の前側の筋肉のつながりを介して、胸鎖乳突筋と前脛骨筋はつながっているのです。

胸鎖乳突筋

大胸筋(だいきょうきん)

腹直筋(ふくちょくきん)

大腿四頭筋(だいたいしとうきん)

前脛骨筋

後脛骨筋が足首のインナーマッスルにあたり、
首の頚長筋からのつながりがあるため、お互いに影響しあっています。

インナーマッスルとアウターマッスルの関係をふまえると、
後脛骨筋が働くことで前脛骨筋も過剰に緊張することなく働くことができます。

なので、後脛骨筋を働かせ、前脛骨筋の過剰な緊張を抑えることが、
胸鎖乳突筋の緊張も抑えてくれることにつながります。

以下の運動前後で肩や首のこりと動きをチェックしてみてください。

1.内くるぶしから指を横に4本分上のふくらはぎを指で押さえる。
2.指で押さえたまま、足首を左右に回す。
3.左右それぞれ10回ずつ程度回す。

運動後は肩や首のこり、動かしやすさが改善していませんか?

ふくらはぎのポイントを押さえることで、後脛骨筋を刺激しつつ足首を動かすことができます。
それによって、後脛骨筋と頚長筋が働きやすく、前脛骨筋と胸鎖乳突筋は緊張しすぎず働くことができます。
その結果、あご関節のズレも修正され、肩や首周りの余計な緊張を抑えることができるのです。


<まとめ>

・肩こりや首こりの原因の1つにあご関節のズレがある。
・胸鎖乳突筋があご関節のズレを起こす原因の1つになる。
・身体前側のつながりを介して、前脛骨筋が胸鎖乳突筋を緊張させている可能性がある。
・足首のインナーマッスルの後脛骨筋と首のインナーマッスルの頚長筋はつながりを持っている。

肩など大きな関節は目につきやすいですが、あごの関節は意外と見落とされがちです。
ですが、あごの関節が首や肩周りの筋肉に影響を与える場合ももちろん考えられますので、肩こりや首こりを解消するための1つの視点として覚えておいて損はないはずです。

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