こんにちは。
体軸コンディショニングスクールのねっちこと山根です。
たまには体軸セラピストっぽくここ最近の臨床報告をしてみたいと思います。笑
先週の月曜日に来ていただいた首の痛みを訴えていたSさんのお話です。
Sさん曰く、「普段は家事をしたり、子供を連れて散歩しているだけなのにふとしたときに首が凄く辛くなるんです。酷い時はちょっと振り向くだけでも痛くなるんですよ。」とのこと。
Sさんの身体をチェックしていくと、確かに首回りの緊張が高くて首の正常な動きができなくなってしまっていましたね。
でも、もっと身体を詳細に診ていくとある場所が全く使えていないことに気がついたのです。
首の負担が増えてしまう原因
首の痛みが出る原因としてよくあるのが、長時間のデスクワークやスマホを見ていることによる胸鎖乳突筋や斜角筋などのアウターマッスルの緊張です。
これらの筋肉が緊張してしまうと、頚長筋や頭長筋といった負担の少ない姿勢を維持する役割をもつ筋肉が働きにくくなってしまい、首の負担が増えてしまうんです。
股関節を使えば首の負担は減る
じゃあ、緊張している首のアウターマッスルをほぐせば症状が治まるのかって言うと、実はそうでないケースがあったりします。
なんでかって言うと、首のアウターマッスルをゆるめたままだけでは、首のインナーマッスルは働いてくれないからです。
そこで、重要になってくるのが股関節を使えるようにしていくということでなんです。
股関節には大腰筋が付いています。
そして、その大腰筋はいくつかの筋筋膜を介して頚長筋や頭長筋と繋がりを持っています。
なので、股関節を使って大腰筋を働きやすくすることによって、頚長筋や頭長筋が働きやすくなり、首の負担を減らすことができるといった訳なんです。
股関節を使えるようにするワークはこちら
足首を安定させて股関節を使いやすくする
股関節を使えるようにするだけでも首の負担は減るのですが、足首を安定させるとさらに負担が減るようになります。
これは、僕たち人間が立った時にコンタクトする唯一の場所が足だからです。
なので、足首を安定させることによって、その上にある股関節も使いやすくなり、最終的に首の負担を減らすことができます。
施術したSさんも足首を安定させるようにようにしたところ、首の緊張がなくなって振り向いたときかなり楽になったとおっしゃってましたね。
足首を安定させる調整法
今回はSさんに行った足首を安定させる調整法を特別にお伝えしたいと思います。
足首周り筋肉のバランスが崩れてしまっている場合や捻挫などで靭帯が伸びてしまって足首が不安定になってしまっている場合に使える簡単な調整法なので、ぜひやってみてくださいね〜。
足首の調整法はこちら
やる前には片足立ちや足の裏のアーチをチェックするなどして変化を見やすくしておくと良いかもしれませんよ。
この調整法で足首が安定させることができれば、股関節が使いやすくなり、患者さんやクライアントさんの首の負担を和らげることができるようになります。
慢性的な首の痛みやコリといった症状が取れなくて困っているという方は、足首からアプローチしてみると変化があるかもしれないので試してみてくださいね。
P.S
今回僕がSさんに行ったみたいに足首の調整法を行えるようになりたいと行った方はこちら。
足首を安定させることができるようになるので、
・何度も捻挫してグラグラになってしまった足首が安定するようになり、捻挫しなくなった。
・患者さん自身も調整できるようになるので、時間が経っても元に戻りにくくなった。
と好評です。
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