子どもに大事な腹式呼吸

こんにちは。フィジオスクール校長の田中です。
最近は、だいぶ暖かいですね。
でも、長男が風邪を引きました。

特に風邪を引くような原因は思い当たらなかったので、
何か免疫機能が落ちたのかな?と思っています。

たぶん、新しいクラスで緊張しているせいで、
背中をはじめとした身体全体が固くなり、
呼吸もいつもより上手くできなくなっているのではないかと思います。

私も最近忙しくて、
ここ2~3日こどもの背中をほぐしてあげていなかったですし。
あなたのお子様は上手に呼吸ができていますか?

今日は、こどもにとっても大切な呼吸について、
深掘りしていきたいと思います。

<腹式呼吸>

子どもたちは、1日に25000回~49000回ほど呼吸運動を行っています。
(*年齢によって呼吸回数が大きく変わるため幅が大きくあります)

呼吸運動は身体運動の中でも特に重要です。
なぜなら、呼吸によって私たちは外界から酸素を体内に取り入れ、
反対に不必要となった二酸化炭素を体内から出すことで身体の恒常性を維持しているからです。

また、身体に取り入れた酸素は血液に入り全身に運ばれ、
脳や筋肉、内臓が働くために使われます。
そんな酸素が十分に身体を巡っていないとなれば、
脳は不活性になり、頭が働きにくくなります。

また筋肉も働きにくくなり身体を動かしにくくなります。
さらには内臓の働きも弱まり身体がだるく感じるようになります。

「酸素」はこれらの機能の一部分ではあるものの、
非常に大切な役割を担います。
その酸素をしっかりと取り入れられるかどうかは、
毎日当たり前にしている「呼吸」で決まります。

そこで、しっかりと酸素を取り入れるための呼吸として、
必須となるのが「腹式呼吸」です。
腹式呼吸とは、
身体の中心部に位置する横隔膜と言われる筋肉が働く事で行われる身体運動です。

私たちは息を吸うと肺を広げるために横隔膜を収縮させます。
結果、横隔膜は下がりお腹が膨らみます。
息を吐くと横隔膜は弛緩し元の位置に戻るため肺は縮みます。
結果、お腹は凹み元の位置に戻ります。

これが腹式呼吸です。

この腹式呼吸を仰向けで寝ていても、
うつ伏せで寝ていても、
座っていても立っていても、
どんな姿勢でも無意識にできていることが、「上手な呼吸」になります。

どんな姿勢であっても、
全身にしっかりと酸素を運ぶことのできる腹式呼吸をマスターすることで、
勉強の学習能力、運動能力を高めていくために非常に重要となります。

また、この横隔膜の付着部位の近くには
「乳び層」と言われる免疫機能と関係の深い組織があり、
横隔膜の動きによって乳び層が刺激され、
乳び層に溜まっているリンパ球が押し出されることで
全身に運ばれ免疫機能を高めてくれるとも言われており、
風邪の予防などにも重要となります。

是非、お子様が上手な呼吸ができているかチェックしてみてはいかがでしょうか。

チェックポイントは簡単です。
子どもが何かに夢中になっている時、
口が開いていないかチェックしてみてください。
(*口が開いた状態であれば、腹式呼吸が十分できていない可能性があります。)

また、息を吸った時にお腹が膨らんでいるかをこっそりと触ってみてみましょう。
上手くできていないなと思ったらこちらのワークがオススメです。
↓↓↓
〔腹式呼吸をマスターするための呼吸ワーク〕

1、仰向けに寝て、膝を立てる

2、両手をへそ下に当てる

3、口を閉じ、鼻で息を吸ってへそ下にある手を押し返すように腹を膨らませまる

4、お腹をできる限り膨らませたら、鼻から息を吐いて身体の力を抜いていく

 

1~4を5回~10回ゆっくりと行いましょう。
*なお、息を吸った時に肩周りに力が入らないように注意してください。

慣れてきたら、座った状態でも同じようにできるかやってみましょう!
是非、お子様と一緒に呼吸ワークを行ってみてください。