ピラティスは複数の筋連鎖を鍛える

こんにちは。
体軸ピラティスセラピストの吉田です。

ピラティスを指導していると、「エクササイズの形がちゃんとできているかどうか」ということをとても気にしてしまうことが多いと思います。

もちろん、エクササイズの形もある程度は重要かもしれません。

ただ形にばかりこだわって、そこを指導し続けることで、本来の目的が達成できずに終わることがよくあります。

なぜ、そうなってしまうのか。

そうならないために、形ではなく何を気にすれば良いのか。

そこを明らかにしてみましょう。

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形ばかりこだわると目的が達成できない
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なぜ目的が達成できないのか。

これは、一言で言うと、「エクササイズのためのエクササイズとなっている」からです。

例えば、ロールアップという腹筋のエクササイズの場合…

おそらくロールアップをする目的を最初は設定するはずですが、多くの場合はその目的が具体的ではない、もしくは目的はなくて漠然と体幹を鍛えたい、という感じだと思います。

目的が曖昧なままだと、いつの間にか目的を達成するためのロールアップが、ロールアップをするためのロールアップになってしまいます。

「起き上がることができた!やったー!」

と嬉しく思う気持ちもわかりますが、これが典型的なロールアップのためのロールアップになってしまっている人の感想です。

目的をしっかりと持っていれば、ロールアップができた嬉しさよりも、目的が達成できたかどうかが気になるはずですよね。

もちろん、レッスンを受けている生徒さんはできなかったエクササイズの嬉しさを感じることも達成感の1つとなるため、その嬉しさを感じることも大切です。

ただ、指導するインストラクターは、エクササイズができた喜びを見て一緒に共感しても、目的達成ができているかの確認は怠ってはいけません。

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形よりもエクササイズの効果を見極める
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先ほどのロールアップの例で考えると、ロールアップをする目的が大切でした。

ここで、改めて考えてほしいことが、「その目的を達成するために必要な効果がロールアップにあるか」ということです。

ただ単純に、「体幹を鍛えたいから」という目的であれば、ロールアップに限らず他のピラティスのエクササイズでも体幹を鍛えることができます。

ピラティスのエクササイズが持つ本来の効果は「体幹の筋肉をどのように使うか」というところにあります。

少し詳しくいうと、

「目的を達成するための体幹の筋肉の使い方は、ピラティスのエクササイズの中のどれが同じような筋肉の使い方か」

を考えて、それに合うものをちゃんと選べるかどうかがポイントです。

ロールアップから得られる体幹の筋肉の使い方でいうと、前鋸筋ー腹斜筋ー腹横筋ー横隔膜ー大腰筋を使って上体を起こし、大腰筋ー横隔膜ー腹横筋ー腹斜筋ー前鋸筋を使って状態を戻します。
(このときの筋肉の繋がりを筋連鎖Aとします)

つまり、体幹を作る胸、腹、股関節の筋肉を連動させることで、双方向に重心を切り替える筋肉の使い方と言えます。

また、それと同時に胸鎖乳突筋ー胸骨筋ー腹直筋ー大腿四頭筋ー前脛骨筋の筋肉の繋がりも使います。
(このときの筋肉の繋がりを筋連鎖Bとします)

多くの場合、筋肉を使うか使わないかのどちらかでしか考えませんが、動きの中ではすべての筋肉を使っていて、そのなかで優劣(優先度)があります。

ロールアップでいうと、筋連鎖Aを(優位に)使いつつ、筋連鎖Bを補助的(劣位)に使います。

このような筋肉の使い方を使うことで、より目的の動きに合った筋肉の使い方に近いものが得られます。

体軸ピラティスでは、このようにエクササイズが持つ体幹の筋肉の使い方を理解することで、目的に合ったエクササイズを選ぶことができます。

形にこだわらずに、エクササイズをする目的とエクササイズから得られる効果が一致したピラティスができるように心がけましょう。

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吉田は体軸理論を学ぶオンラインコミュニティの主宰やスクールでレッスンなどを通して体軸理論を広めていくための活動をしています。
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