こんばんは。
アナトミーの鬼の田中です。
この股関節の痛みはなんだろう・・・
普段は痛くないんだけど、
・深く曲げると詰まる感じがある。
・あぐらをかくと痛いし、片方だけ膝が浮いている。
・股関節を回すと引っかかる感じがある。
このような症状がある方は本人は自覚がありませんが、特徴としてみぞおちが固く呼吸も浅い方が多いです。
そのような方は、みぞおちの固さが柔らかくなると、股関節の痛みが楽になります。
一体、どういう関係があるのか、症状別に一緒にみていきましょう。
<深く曲げた時に股関節のつけ根が痛い人>
この症状の人の多くは、大腿直筋というアウターマッスルの筋肉を使い過ぎている方です。
この筋肉は太ももの前にある筋肉で膝を伸ばす筋でもありますが、太ももを持ち上げる筋肉でもあります。
大腿直筋がついている場所は、股関節の真上になります。
ですので、この筋肉ばかりを使って股関節を曲げようとすると負担がかかり、ここが痛むのです。
この大腿直筋よりももっと使ってほしい筋肉があります。それはインナーマッスルの大腰筋です。
大腰筋も太ももを持ち上げる筋肉ですので、この筋肉が使えると大腿直筋の負担は減り、つけ根の痛みは減ります。
<あぐらをしにくい>
この症状の場合、お尻の表面の大殿筋という筋肉が固いことと、その奥にあるインナーマッスルである太ももを外に捻じる筋肉(内閉鎖筋)が使えていないことが原因です。
どちらも太ももを外に捻じる筋肉(外旋筋)ですが、アウターマッスルである大殿筋は太ももを後ろに蹴り出す(股関節伸展)筋肉でもあります。
ですので、この大殿筋が固いと股関節を曲げにくいので、あぐらをかくことがやりにくくなります。
またあぐらをかく時は太ももを外に捻じっていますが、その時にインナーマッスルである内閉鎖筋が上手く収縮しないと、詰まる感じが出てしまいます。
<股関節を回した時にが引っかかる>
あぐらと同様に、インナーマッスルの内閉鎖筋がうまく収縮しないと、股関節を回すような動きをした時に引っかかる感じが出てしまいます。
<これらの症状の共通点>
それはアウターマッスルが固くて、インナーマッスルが使えていない点です。
この場合のインナーマッスルは、大腰筋や内閉鎖筋です。
そして、このインナーマッスルはつながっていて関係性が強いのです。
アナトミートレインでいえば、ディープフロントライン(DFL)で、横隔膜までつながっています。
内閉鎖筋は骨盤底筋という骨盤の底にある筋肉と直接つながっており、この骨盤底筋は呼吸時に横隔膜と連動して動くのです。
ですので、今回のような症状がある方は、特徴としてみぞおちが固く呼吸も浅い方が多いです。
今まで股関節に痛みや引っかかる感じがあって、何かしらの股関節の体操をしてきたかと思いますが、それでも治らないのはみぞおちまで固くなっているからです。
<横隔膜を使いやすくする体操>
みぞおちに手を当てて、身体を傾けたり捻るだけの簡単な体操です。
詳細はこちら
<みぞおちのクロスポイント>
このあとに、背中側も膨らませる呼吸法をやると効果的です。
<体軸呼吸法>
今までやってきた股関節の体操に合わせて、このみぞおちの体操と呼吸法を追加するだけで、症状は大きく変わると思います。
なぜなら、股関節からみぞおちまでつながっているインナーマッスルをしっかり使いやすい状態にするからです。
そして、インナーマッスルが使えてくるとアウターマッスルの緊張が落ちるからです。
是非、試してみて下さい。
自分なりに痛みや引っかかる感じに対して何らかの体操をやってきた。
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