巻き肩を変えれば疲れは取れる

どれだけ寝ても疲れが全然取れない…。

このような取れにくい疲れを起こしている原因の1つに、巻き肩があります。

睡眠時間を増やしたり、マッサージを受けたり、お風呂にゆっくり浸かったり、疲労回復のために色々試してもあまり変わらないという方は、巻き肩が取れにくい疲労を起こしている原因かもしれません。

何故巻き肩が疲労に関係するのか、一緒に見ていきましょう。

<巻き肩は呼吸を浅くする>

巻き肩は前から見ると肩が内側へ入り、横から見ると背中が丸くなって前に倒れるような姿勢になっています。

胸はあばら骨で覆われる胸郭(きょうかく)という部位がありますが、あばら骨で覆われる中には肺があります。
巻き肩になると、胸郭は両肩に左右から圧迫され、背中が丸くなって前側がつぶれるような形になります。

ここで一度深呼吸してみましょう。
胸の前が広がるような感じがしませんか?

息を吸うと、胸郭は前後左右に広がることで、肺により多くの空気を取り入れることができます。
ですが、巻き肩では胸郭が広がらないので、深呼吸がしにくくなるのです。

これでは十分な酸素を肺に取り込むことができないので、身体を動かすための酸素も不足し、疲れやすくなってしまうのです。

<呼吸が浅くなると首と肩がこる>

巻き肩では、肩の前外側にある三角筋(さんかくきん)、首の前側にある胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)が緊張します。
それによって、肩は内側へ、首は前に倒れて頭が前に出る姿勢になります。

これらは呼吸の補助的な役割を持っていますが、緊張しすぎるとかえって呼吸を邪魔してしまいます。
本来はあばら骨の一番下にある横隔膜(おうかくまく)が呼吸時にメインに働きますが、三角筋、胸鎖乳突筋が緊張することで、横隔膜の働きが邪魔されます。

すると、さらに三角筋と胸鎖乳突筋が緊張してしまい、呼吸は浅くなり、酸素を取り込めないので疲れやすくなってしまう悪循環に陥ります。

三角筋や胸鎖乳突筋など呼吸の補助に関わる筋群と呼吸にメインに関わる横隔膜は互いに関係しあっているのです。

これらから、この悪循環を断ち切るには巻き肩を解消する必要があるのです。

<巻き肩解消のポイント>

巻き肩を解消するポイントは、横隔膜を働かせること、背中を伸ばすことの2つです。

横隔膜は呼吸に関わるだけでなく、腹横筋(ふくおうきん)、骨盤底筋(こつばんていきん)、多裂筋(たれつきん)など、体幹のインナーマッスルとつながりがあります。

なので、横隔膜が働くことで体幹のインナーマッスルも働きやすくなり、体幹が安定します。
体幹が安定すると背中が伸びるための土台が安定するので、背中も伸ばしやすくなります。

また、つながりのある多裂筋自体が背中を伸ばす筋肉なので、多裂筋が働くことでも背中が伸びやすくなります。

<横隔膜を働かせる運動>

以下の運動前後で深呼吸のしやすさ、背中の伸ばしやすさを比べてみてください。

1.座る、または立った状態でみぞおちを押さえる。
2.押さえたまま、身体を前後に曲げ伸ばしする。
3.押さえたまま、身体を左右にひねる。
4.押さえたまま、身体を左右へ倒す。
5.それぞれ10回ずつ繰り返す。

運動後は深呼吸はしやすくなり、背中も伸ばしやすくなっていませんか?
横隔膜が働きやすくなった結果、呼吸はしやすく酸素を十分に取り込むことができるので、疲労回復に効果があります。

<まとめ>

・巻き肩は身体を疲れやすくする。
・巻き肩は呼吸を浅くする。
・呼吸が浅くなると酸素の取り込みが不足し、疲れやすくなる。
・三角筋、胸鎖乳突筋が緊張すると、横隔膜は働きにくくなる。
・横隔膜が働くと、体幹が安定し、呼吸もしやすくなる。

疲れやすい原因が実は姿勢が関係していることもあるのです。
睡眠や食事などを見直すことも必要ですが、姿勢にも着目してみてはいかがでしょうか?

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