足うらをやわらかくするとこどもの運動能力は伸びる

こんにちは、理学療法士の中山です。

普段あまり確認することない足うらですが、
改めて触ってみると土踏まずのあたりが凝っていたり
かかとや小指側が固くなっていたりなどしていることがあります。

そのような足うらの固さですが、改善させると
こどもの運動能力が上げることがあります。

いったいどういうことなのか?
一緒に見ていきましょう。

〔足裏の役割〕

足うらには地面からの衝撃をやわらげたり、
地面に身体全体の力を伝えるという役割があります。

そして、この役割は足うらにある28個の骨と
それを支える筋肉や靭帯などのバランスが
うまく保たれているとより高い効果を発揮してくれます。

逆に言うと、もし足うらの筋肉や皮膚が固くなってしまうと
骨やその他の筋肉などの動きが悪くなり
この役割が果たせなくなってしまうということでもあります。

〔足うらが固くなってしまう原因〕

足うらが固くなってしまう原因には以下のようなものがあります。

1.乾燥
2.足うらの一部分にばかり体重がかかってしまう
3.土踏まずがない(骨の構造が不安定)

まず、1の乾燥についてはクリームなどにより
しっかり保湿してあげる必要があります。

乾燥を放置しておくと皮膚が固くなりそれと同時に
その内側にある筋肉も固くしてしまい
骨の動きも悪くなってしまうからです。

2と3については共通した問題として足うらの筋肉が
うまく使えていないということがあります。

足うらの筋肉をうまく使ってあげるには
次に紹介する体操がおすすめですので試してみてください。

〔足うらを使いやすくする足指体操〕

・まず、立った状態で足うらの感覚をなんとなく覚えておく。
・片方の手で足裏の真ん中を押さえる。
・押さえたまま足の指を10回曲げ伸ばしする。
・反対の足も同様に行う。
・再び立った状態の足うらの感覚を確認する。

動画こちら
https://youtu.be/jFLP20ivyTw

いかがでしょうか?

体操を行う前と比べ、
足裏全体がベタッとつく感じがするかと思います。

この体操では押さえた部分にある後脛骨筋という
足うらの筋肉を使いやすくなりました。

この部分の筋肉が使えるようになると
足うら全体に体重がかかるようになったり、
土踏まずがないような方でも足うらの役割である
衝撃を吸収や、地面に力を伝えることが行いやすくなります。

それにより、

・疲れにくくなる
・足が速くなる
・ジャンプ力が上がる

などの効果が期待できます。

ぜひ、試してみてください。

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