こんばんは。
アナトミーの鬼の田中です。
私の妻は、ママさんバレーに参加しています。
先日、そのバレー仲間の人達から、相談を受けました。
・練習はしっかりやっている。
・準備体操もやっている。
でも、ケガ人が多いし、パフォーマンスが上がらないという相談です。
その場で簡単に身体の動きを確認してみたところ、背骨の動きが悪いことが分かりました。
そこで、解剖学的に説明をしてあげました。
しかし、みなさん、あまり理解してくれませんでした・・・
それならと思い、ママさん同士で筋肉を触ってもらい、そのあとで身体を実際に動かしてもらいました。
すると、背骨の動きが出てきて、腕の動かしやすさを実感してくれました。
もしあなたも、
・腕が動かしにくい。
・背骨が固いかも・・・
と、思っているなら、このまま読み進めてみて下さい。
スポーツの世界では、「体幹の力を腕に伝える」という指導やアドバイスがあります。
そのためには、背骨の柔軟性が必要です。
一流の選手の動きを思い出してみて下さい。背骨を含む体幹の動きが滑らかですよね?
今回は、背骨の滑らかな動きを作るための筋肉と、そのための簡単な体操をお伝えします。
<背骨の動きを少なくしてしまう筋肉>
背筋の中でも脊柱起立筋という筋肉は、背骨から肋骨にかけてついていて、体幹を大きく動かすことには向いています。
ただし、背骨の1つひとつの細かい動きには適していません。
この筋肉の緊張が高くなり過ぎると、背中は固まってしまい、背骨も固まります。
そして、「体幹からの力を腕に伝える」ことはし難しくなります。
脊柱起立筋の過度な緊張は落とした方が良いのです。
そのためには、次の筋肉を優位に使うと簡単に緊張が落ちます。
<背骨の細かい動きを作る筋肉>
インナーマッスルで有名な大腰筋は、背骨の中でも土台に当たる腰椎の1つひとつについています。
ですので、腰椎の細かい動きに適しています。
この筋肉によって土台が安定し、かつ細かい動きが出来るようになります。
ここが、不安定だとその上の背骨は固まってしまいます。
また、この大腰筋は重要な筋肉ともつながっています。
それは横隔膜です。
横隔膜が使えていないと、肋骨の動きが固まり、肋骨を介して背骨の動きが悪くなります。
大腰筋と横隔膜が重なるようについている部分はみぞおちです。
そのみぞおちを触りながら身体を動かすと、両方とも使いやすくなる簡単な体操があります。
その体操はこちら
https://youtu.be/TZDr1ZVrxW8
この体操をやると、背骨の動きが出てきた感じがあると思います。
そして、腕もいつもより動かしやすいかと思います。
<大腰筋の効果をより高めるワーク>
この大腰筋ですが、股関節のつけ根から背骨についています。
そのため、脚からの力を背骨に伝えるという重要な役割があります。
この大腰筋が使えると、脚からの力を上手く使って体幹を動かし、腕も楽に動かせるようになります。
逆に、股関節が上手く使えていないと脚からの力が使えない分、どこかで無理に力を発揮する必要があり、
その結果、背骨が固まってしまいます。
ですので、大腰筋を使いつつ股関節を動かす必要があります。
その体操はこちらです。
https://youtu.be/beEC_45Nv3M
この体操を行うと、より背骨が動いている感覚があるかと思います。
腕の動かしやすさはいかがですか?
更に動かしやすいかと思います。
筋トレや柔軟体操は大事です。
ただ、それ以上に今回ご紹介した体操は簡単で効果的です。
大腰筋と横隔膜の2つの筋肉を使いやすくすることで背骨を柔らかくし、
「体幹からの力を腕に伝えることができる背骨」を手に入れましょう。
もし、あなたが難しい解剖学ではなく、
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背骨を柔らかくし肩を動かしやすくする方法
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