胸を張る?張らない?

おはようございます、
体軸コンディショニングのマネージャー山川です。

ここ数年、健康診断を受けていなかったのですが、
齢30も超えているので、今年は受けてみようか、
もしくは人生初の人間ドックにしようか迷っています。
人間ドックで検索すると、なかなか良いお値段をするものですね。アメフトをやっていたのもあり、脳ドックも一緒に受けたいなと考えていますが、どこかお勧めの場所ってありますか?

そういえば健康診断の思い出といえば、身長測定が一番の記憶にありますね。
小学生の時はみんなこぞって背の高さを競っていました。背伸びしないギリギリの状態まで身体の真っ直ぐに伸ばしたりして、1ミリでも長くしようと頑張っていました。

恐らく大人になってからは皆さんそのようなことをしていないと思いますが、私は確実にすると思います。笑

あなたも大人になってからでも、姿勢を正して立つことがあると思います。
その時に、背中に力を入れて胸を張っていませんか?
一見良さそうに見えますが、実は身体に大きな負担が掛かっているのです。

解剖学的にみると、肩甲骨を寄せる動作というのは、肩甲骨から背骨に付く菱形筋が収縮した状態になります。その菱形筋が収縮すると、僧帽筋も連動して収縮します。
収縮した筋肉は固まるのは分かると思いますが、その筋肉が背骨の両側に付くので、背骨自体の可動性を低下させます。

さらに、肩甲骨を寄せると胸が開いた状態、
つまり肋骨が前方に押し出され、胸の背骨の後弯を少なくします。
本来、背骨のS字カーブは重力による影響を分散させるために生理的に前後に曲がっているのですが、
その弯曲が少なくなることで負担をうまく逃がせず、どこかに集中してしまいます。
それが、コリや痛みといった症状につながります。

よく、ヨガやピラティスのレッスンで、
肋骨を閉じる・しまいこむと言った指導法がありますが、そのような人は肩甲骨を広げてから対応すれば、簡単に肋骨が正常の位置に戻ります。

では、猫背のように胸を張っていない方が良いのかというと、そういうわけではありません。

どんな姿勢をするにしても、働かせておきたい筋肉が肩周りにもあります。
それは、脇の下にある前鋸筋です。

この筋肉が働いていると、仮に肩甲骨が寄る動作になっても胸の背骨が固まることは無くなります。
そして、猫背だとしても、前鋸筋が働いているだけで身体の状態は全く変わってきます。

その理由は、筋肉のつながりから考えられる筋連鎖が関係してきます。
前鋸筋が働くと、三角筋や僧帽筋と言ったアウターマッスルの活動を抑えることができるので、インナーマッスルを主体とした筋連鎖が働きやすくなります。

その結果、先ほどの胸の背骨のように身体を固めることがなくなり、負担なく立ったり運動することができます。

もし、普段の姿勢や運動する時に肋骨が前に開いてしまう方は、前鋸筋を働かせながら背中を広げてみてください。

さらに、前鋸筋を使いながら体幹を鍛える方法を知りたいという方はこちらでお伝えしています。

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