こんばんは。アナトミーの鬼の田中です。
キレイな姿勢をされている方って、素敵ですよね?
ドキッとする時もあります。
ただ、その姿勢を見ている分には好きですが、その姿勢を取るのは嫌です。
なぜなら、そのキレイな姿勢をとると身体は固まりやすく、当スクールでお伝えしている体軸筋が働きにくくなるからです。
次の2つの姿勢で身体の固さを比べてみましょう
胸を張って背すじをピンと伸ばした状態でみぞおちを触ってみて下さい。
固いですよね?
その状態で肩の動かしやすさを確認してみましょう。
例えば、耳から腕が離れすぎないように、ゆっくり腕を前から挙げてみて下さい。
肩のつけ根がきつくないですか?
次に、みぞおちをゆるめるために、背中をほんの少し丸めてみて、その状態で耳から腕が離れすぎないようにゆっくり腕を挙げてみて下さい。
今度は先ほどと比べると肩は楽かと思います。
今のその姿勢が「身体にとって良い姿勢」なのです。
「背中が丸るまっている感じがする」と思った方も多いかもしれません。
もし、そう思ったなら友達に写真を撮ってもらって下さい。
その写真を見てもらうと分かるのですが、意外とそんなに悪い姿勢ではないのです。
むしろ自然で良い姿勢なのです。
当スクールでも講座中に写真を撮って生徒さんに見せてあげるのですが、
みなさん、
「この姿勢の方が楽」
「感覚としては丸まった感じがあるけど、意外と見た目も良いですね」
と驚かれます。
普段から姿勢を気をつけている方ほど、驚かれます。
ですので、このみぞおちがゆるんだ姿勢は、身体にとっても良いですし、見た目も良いのです。
この「見た目も身体にとって良い姿勢」を意識的に保つのは大変ですよね?
次にこの姿勢を保つための体操を、座った姿勢と立った姿勢に分けて説明します。
<座った姿勢>
先ほどは、みぞおちを少し丸める方が良いということを体感してもらいました。
その方が、みぞおちの奥にある大腰筋という深層の筋肉が働きやすいからです。
逆に姿勢を良くしようとすると表層の背筋を使い過ぎる傾向にあり、背中は固まります。
また、みぞおちは固くなっていましたね。
みぞおちはゆるめた状態が良いのですが、その状態を保ちやすくするための簡単な体操があります。
〔尾てい骨を触った体操〕
座った状態で、肛門に近い所にある尾てい骨を触って下さい。
肛門をギューっと締めるように力を入れると尾てい骨がわずかに動く感じがあります。
その感じが分かったら、体操を行います。
・尾てい骨を触ったまま、身体を前に深く傾ける。
・肛門に力を入れて身体を起こす。
・肛門の力を抜いて、身体を前に傾ける。
これを3回繰り返すだけです。
起こす時に、肛門に力を入れるのがポイントで、身体を起こしやすくなります。
逆に肛門の力をゆるめて身体を起こすと背筋に力が入るのが感じられると思います。
また、この体操を行うことで、みぞおちの奥にある大腰筋が使いやすくなります。
なぜなら、この肛門の筋肉とつながっているからです。
<立った姿勢>
足にも、みぞおちの奥にある大腰筋とつながっている筋肉があります。
それは土踏まずを持ち上げる筋肉です。
この筋肉は、足裏のある一カ所を押しながら足指を動かすことで、簡単に使いやすい状態にすることができます。
その動画はこちら
この体操をやることで足の真ん中で立ちやすくなり、「見た目も身体にとっても良い姿勢」を保ちやすくなります。
今回、大腰筋につながっている2つの筋肉をお伝えしました。
どちらの体操をやっても、無意識的に姿勢を保ちやすくなります。
どちらか1つでも効果はありますが、もちろん両方やるとより効果的です。ぜひ続けてみて下さい。
他にも、
・スポーツをする時の私の姿勢は合っているのかな?
・ヨガのポーズで痛みが出るのは、姿勢が間違っているから?
と思った方、
姿勢は違っても、より使うべき筋肉が同じということをご存知ですか?
その事実を知りたい方
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