いつまで経っても肋骨が硬いと…

こんばんは。
体軸コンディショニングトレーナーのやまちゃん(山崎仁史)です。

突然ですが、、、

「胸骨」と言われる胸の真ん中の骨を指でグリグリと押してみてください。
もし、押した時に痛みや強い違和感を感じたのでしたら、
あなたの肋骨は硬まっています。。。

いつも忙しい人や常に交感神経が高ぶっているような人は、特にこの胸骨のところは抜群に痛いはずです(笑)

肋骨が硬まったままだと、

・呼吸が浅くなって疲れやすい。
・交感神経が高ぶって自律神経が乱れる。
・肋間神経痛などの痛みを引き起こす。
・背中が丸くなり猫背になる。
・心臓に負担がかかり疲れやすく、手足が冷えやすくなる。

などといった症状につながります。

そのため、あなたの大切な身体のためにも、是非続きを読み進めてください。
3分で読んで理解できる内容になっています。

また、最後には肋骨を自分で正しくほぐすことのできるストレッチもご紹介しています。

《なんで肋骨が硬くなる?肋骨の解剖学》

肋骨は左右12本ずつあり、ドーム状の胸郭を構成しています。
胸郭を構成している骨を見ていきましょう。

・肋骨(左右12本ずつある骨)
・胸椎(胸の後ろに位置する12個の背骨)
・胸骨(胸の真ん中のネクタイの形の骨)

これら3つの骨で胸郭は構成されています。

また、肋骨と胸椎との間には肋椎関節が、肋骨と胸骨との間には胸肋関節が存在し、胸郭の動きを作っています。
深呼吸をした時に胸が膨らむのも、この2種類の関節がしなやかに動くために起こる運動になります。
そのため、肋骨が硬まるとは、この2つの関節が硬まることをいいます。

また、この肋椎関節と胸肋関節は、お互いに関係し合っています。
先程「胸骨」を押した時に痛みや違和感があった人は、押した場所のすぐ近くにある胸肋関節が硬くなっています。
と同時に、その胸肋関節の裏側の肋椎関節も硬まっていることがほとんどです。

《肋骨を自分で上手くほぐせない理由》

肋骨をほぐすと言ってもなかなかイメージがつかないのではないでしょうか?

肋間筋と呼ばれる肋骨につく筋肉は、どれも骨と骨の間にある筋肉であるためなかなか深く触ることができません。
そのため、マッサージと言っても上手くできないのが現状です。
また肋骨を触るとくすぐったい人も多いのではないでしょうか?

ちなみに、くすぐったいところというのは、筋肉が緊張している場所を示しているので肋骨の硬い人は人よりもくすぐったいかもしれませんね。
そのため、なかなか自分で肋骨をほぐすことは難しいと言われています。

しかし、ある方法を用いれば、しっかりと肋骨を自分でほぐすことができます。

その方法とは、「呼吸を用いる」という事と、「肋骨に繋がる筋肉をほぐす」という、たった2つのことです。
以下にご紹介します。

《10秒でできる!肋骨のセルフストレッチ》

[肋骨の上部のほぐし方]

1、手をクロスさせて、人差し指と中指で両方の鎖骨の上あたりを押さえる。

2、脇を締めて肩を下げる。

3、大きく深呼吸をしながら、首を上下にゆっくり3回動かす。

4、大きく深呼吸をしながら、首を左右にゆっくり3回動かす。

5、大きく深呼吸しながら、首を右回し・左回しとゆっくり大きく3回動かす。

6、手を楽にして、終了。

[肋骨の下部のほぐし方]

1、片方の手をみぞおちに、もう片方の手をみぞおちの真裏あたりを押さえる。

2、大きく深呼吸をしながら、みぞおちを中心に身体を丸める・引き上げる動きをゆっくり3回ずつする。

4、大きく深呼吸をしながら、みぞおちを中心に身体を左右にゆっくり3回ずつ倒す。

5、大きく深呼吸しながら、みぞおちを中心に身体を左右にゆっく3回ずつひねる。

6、手を楽にして、終了

首のまわりの筋肉は上部の肋骨と筋肉の繋がりがあります。
みぞおちまわりの筋肉は下部の肋骨と筋肉の繋がりがあります。

そのため、この2つの場所をしっかりと動かしていく事で肋骨の動きを作りやすくなります。
同時に深呼吸を入れることで、身体の中からも肋骨をほぐしてくれます。

自身のメンテナンスに是非、役立ててください。

最後に紹介した、押さえるポイントですが、知っている人は知っている。
身体のクロスポイントという場所です。
このクロスポイントは万能で、身体をリセットしてくれるポイントでもあります。

このクロスポイントを正しく理解している人とそうでない人では身体の状態は天と地ほど異なります。
まずは、自身のセルフメンテナンスにも使えるクロスポイントを正しく理解してみてはいかがでしょうか?

 

 

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