こんばんは、理学療法士でもあり母親でもある新田です。
最近、ママ達との会話の中で、こどもといるといつも怒ってばかりいるという話を耳にしました。
私もついつい怒ってしまう時期がありましたが、そんな時は決まって身体も心もしんどかったです。
今回は怒る事、つまり否定的な言葉を発する事での身体の弊害について、実際に身体を動かしながら体感していただこうと思います。
時間がなければ後半の文章だけでも読んでみてくださいね。
〈言葉が身体に与える影響〉
この実験は2人以上で行います。
1、まずは1人が前屈をします。その時の床と指との距離感を測定します。
2、前屈をした人に対して、否定的な事をたくさん言います。
・ダメ
・嫌い
・もう知らないよ
などなど
3、もう一度前屈をします。床と指との距離を測定してみましょう。
この時、距離の変化や身体の伸び具合など覚えておいてくださいね。
では次です。
1、1人が前屈をします。床と指の距離を測定します。
2、前屈をした人の良いと感じる所をたくさん褒めましょう。
3、もう一度前屈をします。床と指との距離を測定してみましょう。
いかがでしたか?
否定的な言葉を言われた時、褒められた時で、測定結果や伸び具合など変化がありましたか?
実はこの実験、多くの人が、褒められた後に結果が良くなる事が証明されています。
ここで更に感じてほしいのが、否定したり褒めたりした、その人自身の測定結果まで変わっているという事です。
どういう事かというと、言葉を発した自分自身が否定語を言った後は身体が固くなり、褒めた後は柔らかくなるという事です。
それはなぜか。
否定的な言葉は無意識に自分を防御しようとします。
防御した結果、身体が縮こまり身体を固めてしまうのです。
一方、褒める言葉は身体を伸び伸びとさせ、その人が持っている力を発揮できる身体に近づけます。
しかし、褒めるだけではまだ足りません。
この褒める事に付け加えて、更にこどもの身体を伸び伸びさせる方法があります。
その方法は2つ。
1、優しい身体を作る事
2、穏やかな表情を作る事。
これら2つは、インナーマッスルを使いやすくなる事で習得する事ができます。
インナーマッスルが使いやすくなると身体の余計な緊張が取れ、身体全体が優しくしなやかになります。
その優しい身体でこどもの身体に触れる事で、,こどもは伸び伸びとしていくのです。
また、インナーマッスルが使えている身体は自然と穏やかな表情を作ります。
穏やかな表情でたくさん褒めてあげるとこどもは嬉しいと感じ、更に伸び伸びしていきます。
こどもにいつも怒っている。
そんな自分が…嫌になる時がある…
ちょっと休みたいけど…
そんな時に限ってこどもは何かをしてしまう。
そしてまた、こどもに強く当たっている自分がいる。
そろそろ、そのような負のサイクルから抜け出しませんか?
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こどもが伸び伸び育つ秘訣
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