こんばんは。
体軸コンディショニングトレーナーのやまちゃんです。
普段デイサービスの業務も行っているのですが、幼稚園に通う幼児にも身体づくりを届けています。
なので、僕が普段している指導の対象年齢は5歳〜100歳ほどです。
こんなに幅広い世代によく指導ができますね、とたまに言われますが、
この「体軸」をベースとした身体づくりを学んで以来、どの世代にも汎用性がある事を体験を通して分かったので全然楽しく指導させてもらっています。
さて、これだけ沢山の世代の身体を診てきて、ある共通点を見つけましたので、読者の皆さんとシェアしたいと思います。
身体の歪みや猫背が気になるという方をたくさん診てきて一つ分かった事があります。
そのたった一つの事が大きく影響し、身体の歪みや猫背と言った不良姿勢へとつながっていきます。
そのたった一つの事とは、骨盤を構成する「仙骨」と呼ばれる部位のポジション(位置)です。
一体どういう事か詳しく見ていきましょう。
《仙骨の正しいポジションを知る》
仙骨の場所を確認してみましょう。
仙骨は骨盤の後方にあります。
お尻の割れ目のすぐ上に、片手ほどの大きさをした骨になります。
[仙骨が身体の柔軟性に影響を与えていることを確かめてみよう]
1、立った姿勢から前屈をする
↓
2、仙骨を両手で優しくまんべんなく撫でる
↓
3、再度立った姿勢から前屈をする
たったこれだけでも、少なからず最初より前屈がいきやすくなったかと思います。
これは、仙骨を撫でていくことで仙骨への身体感覚が高まり、仙骨の動きを一時的に引き出すことができ、身体の柔軟性向上につながります。
[なぜ仙骨を撫でただけで前屈がいきやすくなる?]
仙骨の動きを引き出すことで、仙骨から上は脊柱起立筋・多裂筋と言われる背骨の傍に伸びる筋肉がついており、
これらの筋肉の緊張が緩和され、伸びやすくなることで背中の柔軟性が上がります。
また、仙骨から下には骨盤底筋群と言われる骨盤の底面を支える筋肉がついています。
この骨盤底筋群は足の筋肉とつながりを持っているため、骨盤底筋群を介して足の筋肉の緊張が緩和され、伸びやすくなることで足の柔軟性も上がります。
《内ももが仙骨のポジションを決定する》
仙骨から骨盤底筋群を介して、内ももを筋肉である内転筋がしっかりと働く事で、仙骨を本来の位置(ニュートラルポジション)で安定させる事ができます。
仙骨が安定すると、先ほどの脊柱起立筋や多裂筋と言った姿勢をしっかりと伸ばす筋肉が機能するため、自然と姿勢が伸びていきます。
また合わせて、仙骨につく骨盤底筋群は体幹のインナーマッスルとの繋がりが強く、仙骨の安定は体幹の安定にも寄与します。
そのため、キレイな姿勢、歪みのない身体を作っていく上で仙骨のニュートラルポジションはとても大切なのです。
《仙骨のポジションをリセットさせて姿勢を伸ばす簡単な体操》
[1、内もも引き締めワーク]
・まず立った状態から1歩足を前に出します。
この時、つま先は進行方向に向け、膝を軽く曲げます。(足首と膝が床と垂直になるように)
・前に出した足の鼠蹊部を手で軽く押さえ、鼠蹊部を折りたたむように身体を曲げておじぎをしていきます。
・この体勢の状態で、内ももの筋肉をさすります。
・その後、鼠蹊部から身体を起こします。
・この動きを3回繰り返し、かつ反対の足でも同じように行います。
[2、しゃがみこみワーク]
姿勢:立位
・足を肩幅の1.5倍横に広げ、つま先を45度外に向ける。
・手は鼠蹊部に当てて、仙骨を立てる(床と垂直になる)ようにする。
・身体が前後に傾かないようにして、踵が浮かないように真っ直ぐしゃがむ。
・しゃがんだ状態では両肘を膝の前に出し股を広げ、左右の股関節を揺するように骨盤を左右に動かす。
・この姿勢をまずは30秒〜60秒キープ出来るようにしましょう。
・真っ直ぐ立ち上がり開始姿勢に戻る。
1、2の参考動画はこちら:
https://youtu.be/MRQy60PD6GA
内ももの筋肉を使えるようにしながら、仙骨を立たせていくことで無理なくキレイな姿勢を作る事ができます。
ぜひ、試してみてください。
「体軸」をベースとした身体づくりを学ぶと、どの世代にも通じるので楽しく指導することができます。
私は5歳〜100歳までの方を対象に行っています。
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