こんばんは。
体軸コンディショニングの土屋です。
昨年から友人より、
「俺が教えているサッカーチームを見にきてよ。」
何度もこのように言われていたのですが、
今回は声のトーンや雰囲気が違ったので理由を聞いてみました。
すると、チームの中心メンバーの子が股関節を痛めてしまい、このままだと月末の大事な試合に出場できない状況で、その子の診断と施術をしてほしいとのことでした。
既に病院に行って検査を受けていたのですが、
・原因はわからない。
・来週は他の総合病院で精密検査を受けるように病院から言われている。
・それまでは、ただ安静にしているようにと言われている。
現状はこのような感じでした。
練習会場に着くと、怪我をしている子がお母さんと一緒に来て、
「遠いところ本当にありがとうございます。本日はよろしくお願い致します。」
ワラにもすがる思いでいるのが分かる表情でした。
身体の専門知識がない親としては専門家に相談したいけど知り合いはいないし、
病院に行って症状が改善しないとなると、どうしたらいいのか分からないですからね。
もし自分の子供がこのような状態になってしまったら、
皆さんならどうしますか?
想像しただけで気持ちが暗くなってしまいますよね。
しかし、
今回のケースは、それほど心配する必要はありません。
なぜなら、
簡単なワークで痛みを改善させることが出来るからです。
今回は子供に対して行ったワークですが、子供向けという訳ではありません。
大人でも効果が実感できるので、違いを実感したい方は一緒にやってみてください。
ではやっていきましょう。
2.軽く右足で前にジャンプをして、左足で着地して5秒間静止します。
※右足は地面につけていない状態です。
3.そのまま今度は軽く左足で前にジャンプして、右足で着地して5秒間静止します。
※左足は地面につけていない状態です。
ジャンプした感じと、着地して静止している状態を覚えておいてください。
(静止しているときにグラグラ動いてしまっている感じなど)
1.おへそから指4本上を右手の指の腹で押します。
2.左手の指の腹で、右手で押さえているところの真裏である背中(胸椎12番)を押さえます。
3.上記2点を押さえたまま、上半身を前屈、後屈、側屈、回旋を3回ずつ行います。
1.足を肩幅に開いて立ち、指先10本正面に向けます。
2.重心は外くるぶしの下に置きます。
3.両手は両鼠蹊部(股関節)を押したまま、そこを支点にお尻をゆっくり後ろに動かして上半身を少し前に倒します。
※お尻を後ろに動かした時のチェックポイント
・反り腰にならない。
・膝は軽く曲げてもいいが、くるぶしより前に出さない。
・腿裏(ハムストリングス)を叩き、カチカチになっているのを確認する。
(逆に前腿はカチカチになっていない)
・足裏は地面に着けたまま浮かさない。
4.両鼠蹊部(股関節)を支点に、左右の坐骨同士を近づけながら上半身を起こします。
それでは、基準を作ったときの片足ジャンプをしてください。
ワーク前よりもジャンプがしやすく、片足で着地したときにフラフラしませんよね?
もし、まだフラフラしてしまう方は両手で両鼠蹊部(股関節)を押しながら行ってください。
簡単に言いますと、みぞおちのワークでは大腰筋の起始(始まりの部分)が機能的に働くように意識付けします。
股関節スクワットでは、大腰筋の停止(終わりの部分)とハムストリングスの起始(始まりの部分)が機能的に働くように意識付けします。
股関節を介して大腰筋〜ハムストリングスの筋肉が連動して働くようになりましたので、
上半身から下半身、下半身から上半身の力がスムーズに伝わるようになるのです。
更に股関節を支点に身体を動かすことにより、上半身を股関節で支える意識が高くなりますので、
それまで腰や膝などの関節にかかっていた負担が軽減したのです。
もっと詳しく知りたい
ただ、これだけではありません。
文章で読むと難しいイメージがついてしまうかもしれませんが、
説明してもらいながら身体を動かすと頭に入ってきやすくなります。
実際に今回は小学生でも簡単にできたぐらいですし、問題の股関節の症状は改善されました。
股関節の痛みを訴えていた子がワーク後に、
「えっ、全然痛くない!」
このように言ってジャンプしたり急に走り出したりして笑顔を見せたとき、この子のお母さんやチームの保護者の皆さんから拍手とどよめきが起きました。
涙ながらに感謝の言葉を言っていただけたのですが、このワークや筋肉と関節の基本的な関係は専門知識がない方でも簡単に覚えることができます。
元々は専門知識がない私や主婦やOLの方でも理解できていますので、やる気がある方は是非一緒に体感していきましょう。
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