大腰筋は鍛えるな

「体幹を鍛える」

このキーワードはここ数年注目を集めています。
その目的のために、大腰筋や腹横筋と言った体幹のインナーマッスルを鍛えることがよく挙げられています。

しかし、インナーマッスルのトレーニングをしても身体を痛める人がいます。
それは筋力が弱いからではありません。

こんにちは、
体軸コンディショニングのマネージャー山川です。

体幹を鍛えたいと思ったことはありませんか?
それがダイエット目的なのか、競技パフォーマンスの向上なのかは人それぞれですが。

その時に、筋力トレーニングを考える方がほとんどではないでしょうか?

今日はその考えを崩してほしいです。
なぜなら、鍛えることばかり考えていると、、
次第に鍛えられなくなるからです。

その前に、少し筋肉の話を…
筋肉には収縮する働きがあります。
脳科学的には、脳からは収縮しろという指令のみ筋肉に伝えます。

よく、力を抜いて…リラックスをして…
と言うことに対して、
抜き方がわからない、力を抜くのが難しい、、
と言う方がいらっしゃいます。

それもそのはず、脳から力を抜くという指令は出ないからです。
なので、普段から収縮傾向の緊張がちの人は、
収縮しないという選択肢が分からず、力が抜けない状態になるのです。

次に、筋肉には協働する筋肉があります。
簡単に言えば、同じ動作を違う筋肉同士が協力して働くということです。
例えば股関節を曲げる動作(屈曲運動)では、
大腰筋と大腿直筋という筋肉が働きます。
どちらかの筋力が弱ければ、もう片方の筋肉がより働くという補助関係にもなります。

しかし、どちらかの筋力が強すぎると、
強い方の筋肉だけを使って動いてしまうため、
徐々にもう一方の筋肉は弱くなっていきます。

このような点から、筋肉には働きやすい環境があることがわかってくると思います。

・筋肉自体の緊張を落とす。
・補助関係にある筋肉の過活動を落とす。

股関節の屈曲運動においては、
大腰筋の筋緊張を落とす。
もしくは、
大腿四頭筋の筋緊張を落とす。
このどちらか、または両方をする事で大腰筋が働きやすい状態になります。

このように、ただ鍛えるだけでは緊張が続いてしまうので、「鍛えない」という選択肢を持ってあげると、大腰筋に限らず、体幹のインナーマッスルが自然と使えるようになります。

もし、トレーニングを指導していてイマイチ結果が出ないと悩んでいる方は、鍛えることをやめて、使わせたい筋肉に関係する筋肉をリリースしてみて下さい

 

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