タイガーショットの打ち方

【タイガーショットの打ち方】
「体格が違う」、「身体の柔軟性が違う」、
挙げ句の果てには「才能が違う」など、
観戦しているサッカー関係者たちから聞こえてくるのはネガティブな感想。
これらの感想は、先月開催されたJリーグU-17チャレンジカップ会場でのこと。
海外からの招待チームは3チームでしたが、優勝したサンパウロFCはレベルが違いました。
サンパウロFCは、予選では全て5得点以上。
準決勝はスペインのReal Sociedadに5−1、決勝は韓国の水原三星に2−0(予選では5−1で勝利)のスコアでしたので、
対戦相手はもちろん、観戦している方たちが「サンパウロFCには敵わない…」って思う気持ちもわかります。
実際にサンパウロFCのMVPを獲った選手も得点王を獲った選手も、日本人と体格差はほとんどないのですが、シュートやパスの質が全然違いました。
サンパウロFCの選手が強烈な伸びのあるシュートを打つたびにザワつく会場。
私の脳裏にはみなさんお馴染みの「タイガーショット」がフラッシュバックしていました。
「そんなに違うの?」
このように思う方はいると思いますが、ハッキリ言って違います!
この違いについては様々な要素がありますので、今後少しずつ説明していきますね。
[蹴り足がポイント]
ボールを蹴るワケですから、蹴り足がポイントって当然だと思います。
しかし、このポイントを細かく深く追求していないから未だに解決していないのではないでしょうか。
では、蹴り足の何がポイントなのか?
それは、
・筋肉でいえば、ハムストリングスと大腰筋
・関節でいえば、股関節
この2つです。
特にブラジル人選手のシュートについて注目するべきは、大腰筋の強さです。
蹴り足の振りが小さくても、大腰筋の起始部から股関節を経由してハムストリングスを連動させながら使えているので、
上半身から下半身までの動きがムチのようなしなやかな動きが出来ているのです。
大腰筋の停止部は股関節に付いており、ハムストリングスの起始部も股関節に付いています。
この股関節を支点に動かすので、これらの2つの筋肉が主に働いているのです。
また、1つの筋肉が発揮できる筋出力はたかが知れていますが、
2つの筋肉を連動させることによって筋出力は倍以上になります。
例えば、大腰筋と繋がっているインナーマッスルも連動させて使っていくと、どうなると思いますか?
タイガーショットのバージョンアップと言えば、
「ネオタイガーショット」です。
この必殺シュートも筋肉だけではなく、関節運動が重要になってきます。
そしてタイガーショットの進化版、
「ネオタイガーショット」については、
機が熟したときに書きたいと思います。
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