体幹を機能化させる方法には2つあります。
1、体幹の中でもある特定の筋肉を使う。
2、機能を制限させる筋肉の活動レベルを落とす。
このどちらかができていれば、
あなたの体幹は他の人より優れているはずです。
そして、両方ができているのであれば、
あなたは思った通りに身体を動かせているでしょう。
しかし、多くの方はこのどちらも達成できずにいます。
なぜなら、あなたは誰にも教わる機会がなかったからです。
例えば、肩のトレーニングをするという時に、
三角筋や棘上筋といった筋肉を鍛えることをイメージすると思います。
その中で、
前鋸筋のトレーニングをしよう。
と思う人はどれくらいいるでしょうか?
もちろん、三角筋や僧帽筋といった筋肉を鍛えてもよいのです。
ただその前提として、
前鋸筋が効いた状態でのトレーニングになっているか?
ということに着目すべきなのです。
そしてこれは、トレーニングに限った話ではありません。
メンテナンスをする際にも同じなのです。
ただ緊張している筋肉をほぐすだけで良いのか?
短縮している筋肉をストレッチすれば良いのか?
そんなことはありません。
機能的な体幹を使うことを前提としたメンテナンスができていなければ、
同じことを永遠に繰り返すでしょう。
ただ、機能的な体幹で使われる筋肉を使っていれば疲労してきます。
その筋肉が固まってしまえば、もちろん、体幹の機能は低下します。
そして、いくら鍛えようとしても、機能が落ちていれば鍛えることができません。
このように、鍛えることも重要ですが、
鍛えるだけでは機能が落ちるということです。
もし、総合的に体幹を鍛えたいなら、
使うべき筋肉を使って動き、
それらの筋肉をしっかりメンテナンスしてください。
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