おはようございます。
体軸コンディショニングのヨガスクールマネージャー太田です。
ネットニュースを読んでいて目にとまる記事がありました。
それは、40代・50代の女性が一番感じる身体の悩みは「肩こり」だそうです。
実際に、レッスンに参加する方の体調を確認すると、
肩が凝っていて…。
そう言いながら肩を揉まれる方も多いです。
この肩こり、なんとかしたい、、、
そう思う方も多いのではないのでしょうか。
そんな私も、長時間パソコン作業を続けていると肩こりを感じることがあります。
日常に感じる肩こりは、カラダが全体的に重く感じ集中力も切れてしまいますよね。
今回はその肩こりの原因を少しお伝えします。
まず、肩が凝ってしまう原因は、三角筋・僧帽筋・菱形筋が緊張してしまうことです。
同じ作業を続けたり、緊張する時間が長くなると凝り固まってしまう筋肉です。
もちろん、これらの筋肉を直接、揉んだりストレッチしたりすることも肩こりを改善する方法の一つです。
私もメンテナンスを兼ねて、マッサージや整体にはよく行きます。
マッサージを受けているときは至福のときですよね。
しかし、マッサージを受けに行ってもその場は楽になるのに、何日か経つと直ぐにまた肩のだるさや疲れは戻ってしまいます。
なぜマッサージしても直ぐに肩こりは戻ってしまうのでしょうか。
その理由は、体幹にあります。
例えば、肩関節の主要となる筋肉に三角筋がありますが、この筋肉が緊張し固まると連結している僧帽筋の上部も緊張し固まります。
そして、僧帽筋の上部が固まってしまうと、僧帽筋と連結している菱形筋から肩甲下筋も固まってしまいます。
これらの筋肉は、いわゆる肩周りのアウターマッスルと呼ばれる筋肉で、これらの筋肉が優位になると肩や肩甲骨の稼働が制限されてしまいます。
すると、肩こりの原因である、三角筋・僧帽筋・菱形筋は固まる一方で肩こりはさらに酷くなっていくのです。
本来、肩周りをスムーズに動作させるためにはインナーマッスルでもある前鋸筋の優位度を上げておくべきです。
そして、前鋸筋は、体幹の一部である腹斜筋と連結するため、前鋸筋と腹斜金が連動して動くことで体幹は安定してきます。
肩が凝りやすい方は、体幹が安定しておらず、アウターマッスルが優位になりやすいため、肩が凝りやすいのです。
マッサージを受けただけで肩こりが改善されない理由は、アウターマッスルの緊張をとるだけで、体幹の使い方を変えていないから元に戻ってしまうのです。
では、肩こりを改善するにはどうすればいいのでしょうか。
それは、アウターマッスルをリリースし、インナーマッスルを優位に使える体づくりをすればいいのです。
その体づくりをするために効果的なのが運動療法としてのヨガやピラティスです。
辛い肩こりから卒業できると仕事もはかどります。
アウターマッスルの緊張を取りつつインナーマッスルが効かせられると肩こりからは卒業できますよ。
肩こりの悩み改善できるといいですね。

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