「腕を大きく振って歩きましょう。」
このように歩くのが良いと思い込んでいる方が多いと思います。
ですが、腕だけではなく、胸から腕を振ることを意識しないと、
一体どういうことか一緒に見ていきましょう。
<腕だけを振る歩き方>
私たちが歩く際、
これを交互に繰り返して歩くわけですが、
目で見て明らかに分かるほど大きな動きではないですが、
具体的には、背骨の中でも背中にあたる胸椎(きょうつい)
・肩甲骨の内側の菱形筋(りょうけいきん)
・首から背中にかけて位置する僧帽筋(そうぼうきん)
・背骨の左右に位置する脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
これらの筋群を優位に使いすぎると、胸椎周りが固まり、
本来は胸椎のひねりと連動して腕を振るのですが、腰椎(
胸椎が動きにくいので、代わりに腰椎で補うということ。
ですが、
さらに、
元々ひねる作りではないこと、
<胸椎からひねる歩き方>
上記で挙げた、菱形筋、僧帽筋、脊柱起立筋が緩んでおり、
そのためには、大腰筋(だいようきん)が緩んでいて、
大腰筋は胸椎と腰椎の前側についており、そけい部(
もし、大腰筋が固まって機能していないと、
と言うのも、大腰筋はインナーマッスルで背骨の安定性に関わり、
つまり、胸椎からひねるには、以下の2つが必要になります。
・大腰筋が緩んでいること
・菱形筋、僧帽筋、脊柱起立筋が緩んでいること
<胸からひねるための運動>
以下の運動前後で体のひねりやすさと歩きやすさを比べてみてくだ
・大腰筋を緩める運動
1.椅子にすわる、もしくは立つ。
2.みぞおちをさわる。
3.さわったまま、背骨を丸めたり伸ばしたりする。
4.さわったまま、背骨を左右へひねる。
5.それぞれ10回ずつ繰り返す。
・胸椎をひねるための運動
1.肩幅に足を開いて立つ。
2.両手を体の真横へ伸ばす。
3.
4.目線は前へ向けたまま、
5.10回おこなう。
<まとめ>
・腕を大きく振る歩き方が悪い場合もある。
・胸からひねらないと腰痛になる可能性もある。
・胸椎がひねれない場合、脊柱起立筋、菱形筋、
・胸からひねるには、大腰筋の機能が重要。
良いと思って腕を振っていることが腰痛を起こしている可能性もあ
これを機に歩き方を見直してみるのもいいかもしれませんね。
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理学療法士 松井 洸
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