こんばんは。
体軸コンディショニングスクールの土屋です。
「説明はいいから、
私がサッカーをしていた頃は、
トレーナーに対してこのように思っていましたので、
選手に教える立場になった今では、
主に使う筋肉や関節運動などの細かい説明はしないようにしています。
実際にプロサッカー選手にも、
スポーツトレーナーが行うトレーニングについて
聞いてみたことがありますが、
「いきなり難しい話をされると、
正直その人のトレーニングをしたくなくなります。」
このような意見が多くありましたので、
私は選手側の目線でトレーニング指導をしています。
[無理に筋肉を覚えさせなくてもいい]
パフォーマンスを上げるには、
主に使うインナーマッスルや
関節運動について理解して使えるようになるのが理想です。
ですが、それ以前に指導する側は
選手が一番興味を持っていることが
「パフォーマンスを上げること」であり、
「筋肉や関節運動の知識」を
覚えることではないということを認識するべきです。
選手はパフォーマンスが上がれば自然に
「なぜパフォーマンスが上がったのか?」って
徐々に興味を持ってくるので、
トレーナーや指導者としての仕事は
「選手のパフォーマンスを上げること」が必須です。
では、どうすればパフォーマンスが上がるのでしょうか?
[下半身と上半身の動きを連動させる]
走る、止まる、蹴るなどの動きは下半身だけではなく、
上半身も動いています。
下半身〜上半身の動きがスムーズにいけばいくほど、
より高いパフォーマンスを発揮することができます。
試しに「上半身の前屈」と「シュート」
アナタ自身で体験してください。
まず、現在の自分の状態をチェックします。
〈チェック①〉
1. 腰幅に脚を開いて立ち、足の指先は正面に向ける。
2. 足の位置を動かさずに、上半身を前に倒して指を床に近づける。
※指がどの位置まで床に近づいたか覚えておく。
〈チェック②〉
3. ペナルティーエリアのラインからゴールに向かってシュートを打つ。
※シュートを打った感覚を覚えておく。
〈上半身と下半身の筋肉を連動させるためのワーク〉
4. みぞおち(おへそから指4本上)を指で押し込むように5回押す。
5. みぞおちを右手で押しながら左手で右脚の股関節を押さえ、
そのまま右脚を3回上げ下げする。
6. 手を入れ替えて左脚も同様に行う。
7. 再度、チェック①とチェック②を行う。
いかがでしょうか?
上半身の前屈やシュートの打ちやすさは、
ワーク前より良くなっているはずです。
殆どの選手は、
ぜひ、試してみてください。
P.S.
ケガのあとのケアは非常に大事です。
永井選手は、その点にも優れています。
スポーツ障害と、
スポーツ障害に対する最適な運動として、
「永井式ピラティス」もお伝えしています。
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