小指をほぐして首の痛みを和らげる

こんにちは
理学療法士の松井です。
首の違和感に対して色々試したけど、あまり効果がない、、、

そのような場合は、もしかすると、指が原因なのかもしれません。

<首の痛みと指の関係>

首から指までは筋肉によってつながっています。

小指の外側→前腕の小指側→上腕の後ろ側→肩の後ろ側→首の後ろ側。

このようにつながっています。

これによって、指の筋肉の緊張が首周りの筋肉を緊張させ、首の痛みが起こるのです。

では、指の筋肉を全てほぐせばいいかと言うと、そうでもなく、ポイントがあります。

<指のインナーマッスル>

指にもインナーマッスルとアウターマッスルがあり、

インナーが弱いとアウターが強く働きすぎ、緊張を高めてしまいます。

指のインナーマッスルは小指球筋(しょうしきゅうきん)で、小指の外側に付いており、小指を外側に開いたり、曲げたりする働きを持ちます。

この小指の外側についている筋肉をほぐした後に、小指を開いたりする運動が効果的です。この方法で指のインナーを働かせ、アウターの緊張を緩めることで、指から首までのつながりを通して、首の痛みを和らげることができます。

さらに、小指球筋は、首まで以下のようにつながっています。

・小指球筋(しょうしきゅうきん)
・前腕の小指側
・上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)
・小円筋(しょうえんきん)
・棘下筋(きょくかきん)
・棘上筋(きょくじょうきん)
・肩甲挙筋(けんこうきょきん)
・菱形筋(りょうけいきん)
・板状筋(ばんじょうきん)

この中に、肩のインナーマッスルがあり、その筋肉を調整すると、より首の状態が整います。

<肩のインナーマッスル>

肩のインナーマッスルは、先ほどの棘下筋、棘上筋、小円筋。

これらを調整することで、インナーのつながり全体を緩めることができます。
以下の運動前後で首の痛み、首の動きを比べてみてください。

1.脇の後ろ側をさわる。
2.さわったまま、前後に大きく回す。
3.それぞれ10回ずつおこなう。

やる前と後で比べると、痛みや首の動きが良くなっていませんか?

<まとめ>

・指の緊張が首の痛みに関係する。
・指から首までのインナーマッスルのつながりを働かせる。
・間にある肩がポイント。

指と首の間にある肩を緩めることで、首の痛みも良くなるし、指の筋肉が緊張しすぎてしまうことの予防にもつながります。
首の痛みが体のパフォーマンスを下げていることも多いので、是非試してみてください。

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理学療法士 松井 洸
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