足裏を使うと、肩は鍛えられる

肩の筋肉を鍛えているが、その効果をあまり感じない、、、
それも、そのばず。
実は足裏の使い方1つで、肩の筋トレの効果が、ガラッと変わってしまうのです。
一体どういった事なのか。解説していきましょう。
[普通に鍛えるだけでは効果は薄い]
軽いダンベルや、チューブなどで、
肩のインナーマッスルであるローテーターカフ(回旋筋)を鍛えると、
肩周りの安定感が少しは増しますが、正直これだけでは効果は薄いです。
何故なら、ローテーターカフ(回旋筋)は、
肩の土台とも言える体幹部と繋がっていないから。
肩だけが安定しても、土台との繋がりがなければ、
安定した肩も、すぐに崩れて不安定になってしまいます。
そのため、これを解決するには、
肩と体幹を繋ぐ、脇の筋肉を使うことが必要です。

[脇の筋肉を使うと肩の安定感が増す]

脇にある前鋸筋は、肩甲骨と肋骨に付着する筋肉で、
脇腹の外・内腹斜筋を介して、体幹のインナーマッスルである、腹横筋と繋がりがあります。

そのため、前鋸筋が使えると、肩と体幹を繋ぐことができるので、肩の安定感が増すのです。

そしてそこから更に、足裏の機能を高めると、より効果的です。

[足裏を使うと更に効果的]

足裏にある長腓骨筋は、スネから太ももの外側を介して、
外・内腹斜筋と前鋸筋と繋がっています。

そのため、長腓骨筋の機能が高まると、前鋸筋から、
内腹斜筋を介しての腹横筋の繋がりがより強いものになるため、
肩の安定感が更に増すのです。

[肩の安定感が増す2つの体操]

肩の安定感を高めるには、脇の筋肉を動かす体操と、足裏の筋肉を動かす体操が効果的です。

脇の筋肉を動かす体操で、前鋸筋の機能を。足裏の筋肉を動かす体操で、長腓骨筋の機能を高めていきます。

この2つの筋肉の機能が高まると、肩の安定感が増し、動かしやすくなるため、

その効果を体感するために、まず始めに腕を前後に回して、肩の動かしやすさを確認してみましょう。

では次に、2つの体操をおこないます。

〈①脇の筋肉を動かす体操〉

1.手の平で脇の下を触る。
2.そのまま腕を前後に5回ずつ回す。

詳細なやり方は、動画でご確認ください。

→ https://youtu.be/rAkCAfS3zsY

〈足裏の筋肉を動かす体操〉

1.床に座り、足裏を満遍なくほぐす。
2.ほぐし終わったら、指を除いた足裏の真ん中を押す。

3.そのままグーパーを10回おこなう。

詳細なやり方は、こちらも動画でご確認ください。

では、再度腕を前後に回してみましょう。

いかがでしょうか?先程より、肩の動きが良くなり、腕が回しやすくなったと思います。

このように、肩と体幹が繋がると、肩の安定感が増し、動きが良くなるのです。

肩のインナーマッスルトレーニングをおこなっている方は、
トレーニング前に2つの体操をおこない、
肩と体幹をしっかり繋いだ状態で、トレーニングに入ってみてください。

[まとめ]

・肩のインナーマッスルを鍛えれば、肩の安定感は少しは増すが、その効果は薄い。

・肩のインナーマッスルトレーニング中、肩と体幹を繋いで使うことができると、肩の安定感が更に増す。
・肩甲骨に付着する前鋸筋は、体幹のインナーマッスルである腹横筋とつながりがある。
・足裏にある長腓骨筋は、外・内腹斜筋と前鋸筋と繋がりがあるため、長腓骨筋の機能が高まれば、肩と体幹の繋がりが更に強くなる。
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