腰痛は胸と足から変えることができる

腰痛に対して腰をマッサージしたり、
健康グッズを使ってほぐしたりしてみるけど、
あまり効果がない…

そんな方は、足や胸が原因かもしれません。
腰痛は腰に負担がかかっていることは間違いありません。

しかし、腰へ負担をかけている原因が腰になかったとしたら、
どれだけ腰をほぐしても痛みはぶり返してしまいます。
なぜ足と胸の原因が腰痛を引き起こすのか、一緒に見ていきましょう。

<大胸筋の硬さによる腰の筋肉への影響>

胸には大胸筋という大きな筋肉があります。

大胸筋が直接腰の筋肉につながっているわけではありませんが、
腰の筋肉を緊張させてしまう可能性があります。
なぜなら、腹筋などの筋肉が使いにくくなるからです。
どういうことかと言うと、
大胸筋が硬くなると、あばら骨を前側へ引っ張り、身体は前かがみの姿勢になります。
すると、腹筋は使いにくくなってしまい、
腰に負担がかかってしまうのです。

ですので、大胸筋の固さをとる必要があるのです。

<足と腰痛の関係>

さきほど、大胸筋が緊張すると、身体は前かがみの姿勢になる
とお伝えしましたが、その影響は下肢にも及びます。

身体は前かがみの姿勢になると、骨盤は後ろに傾きます。

すると、股関節と膝関節が曲がり、足の土踏まずはつぶれるという連鎖が起こります。
このように、関節は身体の上からの影響を受けて動きが誘導されることがあり、
その影響は足まで及んでいます。

そのため、腰が痛い場合、足のケアまでする必要があるのです。

<大胸筋をゆるめるワーク>

腰の痛み、大胸筋の硬さをチェックして以下のワークを試してみてください。

1.脇をつかんで、脇の後ろ側をさわる。
2.さわったまま、肩を前後に回す。
3.それぞれ10回ずつ繰り返す。

やる前後で比べると、大胸筋の硬さが良くなっていませんか?

さらに、次の方法も試してみてください。

・足裏の中央を触ります。
・そこを触りながら足指の曲げ伸ばしを10回行います。

動画はコチラ
https://youtu.be/jFLP20ivyTw
やる前後で比べると、足のアーチの高さや腰の痛みが良くなっていませんか?

<まとめ>

マッサージしても良くならない腰痛は足や胸が原因かもしれない。
・大胸筋が硬くなると、前かがみになり、骨盤→股・膝関節→足へと影響を及ぼす。
・足のケアまで必要。マッサージしても良くならない場合は、身体を全体的に見て何が影響しているのか考えるという視点も必要です。

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理学療法士 松井 洸

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