理学療法士の松井です。
メジャーリーグで活躍されているイチロー選手と言えば、
外野から
私自身は野球に詳しいわけではないですが、
野球は素人ながらも、
四股(しこ)
<四股による股関節への影響>
四股は足を肩幅より少し大きく開き、
この時、股関節は
・外に開く外転(がいてん)、
・曲げる動きの屈曲(
この動きによって、太ももの内側と後ろ側の筋肉が伸びます。
内側には内転筋(ないてんきん)、
また、ハムストリングスは外側と内側の2つに分かれており、
これを意図的に伸ばして刺激を入れることで、
そして、このことが肩にも関係しているのです。
<股関節から肩へのつながり>
股関節から肩へは以下のような筋肉のつながりがあります。
内側ハムストリングス/内転筋
脇の前鋸筋(ぜんきょきん)
お尻の筋肉から、
腹斜筋というお腹を対角線に伸びる筋肉、
このつながりを介して、股関節の影響が反対側の肩に及ぶのです。
股関節が硬いと筋肉を介して肩まで硬くしてしまうため、
また、前鋸筋は肩甲骨の動きに関わり、
股関節を如何に上手くやわらかく使って、
<股関節から強い肩を作る体操>
肩と股関節の動かしやすさをチェックしてから、
1.肩幅に足を開いて立つ。
2.そけい部(ビキニラインの真ん中)をさわる。
3.そこを支点にお尻を後ろへ突き出しつつ、体を前へ倒す。
4.元の姿勢に戻る。
5.10回繰り返す。
運動前と比べて、肩と股関節が動かしやすくなっていませんか?
四股(しこ)と違う点は、股関節のインナーマッスルの大腰筋(
大腰筋は、
<まとめ>
・内ももの筋肉は普段の生活では伸ばされる機会が少ない。
・股関節を上手く使うには適度な柔軟性が必要。
・股関節から反対側の肩まで筋肉でつながっている。
・イチロー選手の四股のようなルーティンが強い肩の秘訣。
イチロー選手のような強い肩になるには、
ですが、それだけではなく、
今回の記事が参考になれば幸いです。
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