おはようございます。
体軸コンディショニングのヨガスクールマネージャー太田です。
先日、ヨガ講座の卒業生との話で話題になったことがあります。
それは、ヨガのポーズを取るときに、
「肩甲骨を寄せるのか?寄せないのか?」
という話題です。
当スクールのヨガでは、肩甲骨は寄せずに立たせます。
四つ這いの時や下向きの犬のポーズの時、板のポーズを取るときも同じです。
自分の勉強のために、他のスタジオでヨガを受けていた彼女は、肩甲骨を寄せずに立たせていると、
「あ、肩甲骨を立ててしまうタイプなんですね~、でも寄せて使いましょう。」
と、寄せる方向に修正されたそうです。
ヨガには様々な流派があるので一概には言えませんが、肩甲骨を寄せてポーズを取ると指導しているインストラクターはまだまだ多くいるようです。
「肩甲骨を寄せる」という動きは、胸椎から肩甲骨までついている菱形筋を収縮させ、どうしても三角筋・僧帽筋が優位になってしまいます。
これらの筋肉が過度に収縮すると、胸の背骨が固まり、肩や肩甲骨周りも動きが悪くなるので、胸部全体が固まってしまいます。
その状態で、ヨガのポーズを取り続けていれば、背中の痛みや肩の痛みを引き起こしてしまう可能性が高まります。
そこを理解した上で、あえて肩甲骨を寄せてポーズを取らせていている場合と、そこを知らずにただただ「肩甲骨を寄せてポーズを行う」と教わったから、そう伝えているという場合では、大きな差があります。
ではなぜ、体軸理論では肩甲骨を寄せずに立たせるのでしょうか?
それは、インナーマッスル(体軸筋)を使いながら体幹でカラダを支え、アウターマッスルを余計に使わないカラダづくりを目指すからです。
そもそも体軸理論を取り入れたヨガでは、インナーマッスル(体軸筋)を優位に使い、体幹主体のカラダの使い方を覚え、アウターマッスルの緊張を取りながらポーズを行うという目的があります。
ヨガで怪我をしてしまう大きな原因の一つは、アウターマッスルを緊張させながらポーズを行っているからだと言えます。
肩甲骨を立たせてヨガのポーズを行なえば、インナーマッスル(体軸筋)のひとつでもある「前鋸筋」という脇の筋肉を使うので、肩甲骨を外側に広げることで、三角筋・僧帽筋・菱形筋を余計に働かせずに肩を安定させることができます。
さらに、前鋸筋は腹斜筋に繋がっていくので、肩と体幹が連動し、体幹の力でカラダを支えることができます。
ですので、肩甲骨を立たせて、ヨガのポーズを取るのです。
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