「ウソでしょ⁈」
つい、口に出してしまうほどの衝撃。
ある光景を目の当たりにした私は、本気で危機感を感じました。
こんばんは。永井選手のトレーニングを担当している土屋です。
先日、小学生を対象に元プロアスリートが身体の使い方を教えるというイベントに参加してきました。
「足裏を床に付けたまましゃがむことが出来ない。」
このような子供が沢山いるという事です。しゃがむと踵を上げてしまったり、踵を床に付けると後ろに転がってしまったり…
勿論しゃがむことが出来る子供もいますが、しゃがんだままスムーズに前後、左右に動ける子供は少なかったです。
[アナタはしゃがむことが出来ますか?]
まず、アナタ自身が足裏を床に付けてしゃがんでみてください。
踵やつま先を床から離してはいけませんよ。
出来ましたか?
出来た方、出来なかった方もこれから紹介するワークをして、違いを実感してください。
最初にしゃがんだ状態が基準になるので、覚えておきましょう。
では、体軸ワークをします。
[股関節スクワット]
1. 足を腰幅に開き、つま先を正面に向けて立つ。
2. 両手を鼠蹊部(股関節)に当て、鼠蹊部を支点にお尻を後傾させる。
※つま先を床から離さない。
※膝を踝より前に出さない。
3. お尻を後傾させた時、ハムストリングス(腿裏)が固くなっていることを確認する。
4. 鼠蹊部を支点に1の状態に戻る。
5. 再度、しゃがむ。
いかがでしょうか?
最初にしゃがんだ時より、スムーズにしゃがめたと思います。
[なぜ、違いを実感できたのか?]
股関節を効果的に使うためには、関連する筋肉を優位に使う必要があります。
その筋肉とは主に、
・大腰筋
・ハムストリングス
この2つのインナーマッスルです。
大腰筋の停止部とハムストリングスの起始部は股関節を介して筋連結しているため、連動して動かすことが出来るとスムーズに股関節を動かすことが出来ます。
股関節スクワットをする事により、これらに意識付けをしました。
意識付けをすると脳が優位に使う筋肉と関節を認識するため、ワーク後はワーク前よりもスムーズにしゃがむことが出来たのです。
歩く、走る、蹴るなど、サッカーに必要な動きは股関節の動きがとても重要です。
そして、股関節が固い状態でサッカーをすると怪我につながる可能性が高くなってしまいます。
今回紹介したワークと一緒に行うと、更に股関節を効果的に使えるようになるワークがあります。
それは下記PDFで紹介していますので、ぜひご覧ください。
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