効果が変わる3つの意識

こんにちは。
体軸ピラティスセラピストの吉田です。

ピラティスで指導するときに、何気なく使っている「〇〇を意識して」という言葉があります。
この〇〇に入る言葉はおそらく、いままでに習ってきた、もしくは指導しているのを聞いたことを真似して使っていると思います。

ただ、〇〇の言葉次第で、エクササイズやトレーニングの効果が全く違ってきます。

では、どんな言葉がいいのでしょうか?

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意識するためには必要なのは筋肉
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そもそも、「意識」とはなんでしょうか。
普段何気なく「意識して」と使っていますが、その中身を考えてみます。
例えば、「腹直筋(お腹の表面)を意識して」というと、だいたいの人は意識できます。

しかし、「横隔膜(みぞおちの奥)を意識して」と言っても意識できる人は少ないです。

この差は、「そこの筋肉を使えるかどうか」にあります。
意識しやすい部分というのは、普段からそこの筋肉を使っているから意識できます。
反対に、意識しにくい部分はそこの筋肉を全く使えていないために意識できないと言えます。

つまり、意識することと筋肉を使うことには関係性があるということです。
ピラティスの指導で、「〇〇を意識して」ということは、その〇〇に関係する筋肉を使わせているということになります。

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意識させる筋肉と使いたい筋肉
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「意識させたいから〇〇と言っているんだよ」

そんな人ももちろんいると思います。
では、意識させている筋肉は目的を達成するために使いたい筋肉と一致しているかを考えてみてください。

ピラティスの目的は色々あると思いますが、その多くは動きや姿勢のパフォーマンスを上げることです。
パフォーマンスを上げるための筋肉として、体幹の筋肉、その中でもインナーマッスルが挙げられます。
ということは、使いたい筋肉は体幹のインナーマッスルということになります。

それを踏まえて実際の指導を思い返してみましょう。

・「お腹を絞るように意識して…」
これではアウターマッスルの腹直筋が使われやすいです。

・「お腹の奥を意識して…」
これはそもそもお腹の奥の筋肉を使えてないから、いきなり意識しようにも難しいです。

意識させている筋肉と使いたい筋肉が一致していないことが意外とあります。
なかなか目的が達成されない、思った効果が出ないというときは、意識させている筋肉と使いたい筋肉が一致していないのかもしれません。

もしピラティスで動きや姿勢のパフォーマンスを上げることが目的であれば、その〇〇に入る理想の言葉は体軸理論をもとにすると次の3つになります。

・そけい部
・脇
・みぞおち

これらはクロスポイントと呼ばれる筋肉の交差点で、インナーマッスルである体軸筋を働かせる場所です。

足を動かすときはそけい部、
腕や上体を動かすときは脇、
お腹周りを使いたいときはみぞおち、
を意識するように指導してみましょう。

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