こんにちは、フィジオスクール校長の田中です。
最近、また寒くなりましたね。
こどもは学校の体育の時間があるので、
冬場でも外に出る機会が多いです。
こどもが冷え症の場合、その苦痛は大人よりも大きいのかもしれませんね。
冷え性になる原因は様々ですが、家遊びによる運動不足などにより、
筋肉が固くなることで悪化してしまいます。
血管は筋肉に栄養を送り、
そのため、筋肉が固まると血管が狭くなります。血管が狭くなると、血の巡りが悪くなり、身体が冷えやすくなります。ですので、血行をよくすることで冷え性は緩和できますよね?
そのためには「ふくらはぎ」を機能的に働かせることが重要です。
ふくらはぎは第二の心臓と言われており、
血液の流れを循環させるポンプのような役割を担っています。
しかし、ふくらはぎが機能化しないと、
特に、冬は足の指先が冷たい状態になってしまいます。ふくらはぎをほぐすだけでも良いですが、
ふくらはぎのポンプ機能がより活きていきます。
・ヒラメ筋
・後脛骨筋(こうけいこつきん)
・長腓骨筋(ちょうひこつきん)
etc…
これらは、足のインナーマッスルと言われていて、
この3つの筋肉が機能的に働くことで、
ふくらはぎの一番表面にある腓腹筋が固まりにくなります。
そして、収縮-伸張をスムーズにおこなうことができ、
下腿の血液を全身に循環させることができます。
[ふくらはぎを機能的に働かせるためのワーク]
右手で右足の くるぶしより指4本上のアキレス腱を指で押し、
左手の手のひらで右足のかかとを包み込むように軽く押さえながら、
ゆっくり外回しを10回、内回しを10回おこなう。
同様に左足首もおこないます。
また、足首周りの筋肉のほかに、指先も重要になります。
指先には経絡の井穴(経絡の出発点のようなポイント)が存在します。
経絡の調整によって、内臓を調整する役割がありますので、
今回は、『ふくらはぎを機能化させる、指先のワーク』も紹介します。
それぞれの経絡に対応する指先の部位をご確認ください。
小指→小腸経、心経
薬指→三焦経
人指し指→心包経
親指→肺経足の指先
小指→膀胱経
薬指→胆経
人指し指→胃経
親指→肝経、脾経
指の爪の生え際を痛くない程度につまみながら、
10秒間ゆっくり揉みます。
内臓の中で冷え性と関わりが深いのが、腎臓です。
腎臓内には多くの毛細血管が集まっていて、
血液の老廃物を濾過する機能を持ちます。
血流が悪くなると、腎臓が正常に機能せず、
血液中に老廃物が全身を駆け巡るようになります。
体調も優れなくなり、外での活動機会が減ると、どんどん筋肉が固まります。
そして、血流が悪くなり、身体が冷えていく悪循環に陥ります。
[腎臓の働きをよくして活動しやすい身体を作りましょう]
足裏のツボの湧泉(ゆうせん)は腎経に対応しているので、
*画像参照
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