おはようございます。
体軸コンディショニングのヨガスクールマネージャー太田です。
体軸に出会うまで、私は手を床についてカラダを支えるヨガのポーズを行うとき、肩甲骨は寄せるものだと思い込んでいました。
そう教わり、なんの疑問も持たずにただ、ポーズを真似していたからです。
その頃は、床に手をつくヨガのポーズを行うたびに背中がシクシクと痛みました。
肩甲骨を寄せながら練習を繰り返していた私の背中は、緊張でガチガチになっていたのです。
おまけに、三角筋や僧帽筋、上腕三頭筋でカラダを支えていたため、それらの筋肉が発達しすぎてしまい、体格のわりに肩回りは大きくなっていました。
しかし、ポーズの完成形に囚われていた私は、多少のカラダの痛みは当たり前。
そう思い込み、練習を続けていたのです。
そんなある日、ふとした些細な動きです。
ただ、背中の後ろにあるものを取ろうと上半身をねじった瞬間…
「あ、痛いっ!」
私の腰は悲鳴を上げました。
今考えれば、当たり前です。
情けないことに、肩甲骨を寄せて使い続けた結果、三角筋や僧帽筋などのアウターマッスルが活発になり、菱形筋から広背筋、腰方形筋にかけて、常に緊張した状態だったため、背中はガチガチに固まっていたのです。
その限界が、少しの動きを行っただけで、痛みに繋がってしまったのです。
私は腰を痛めたときにふと考えました。
「カラダを痛めてまでやるヨガのポーズって何なんだろう…。」
本来、ヨガのポーズを行う目的は、ヨガの八支則の終盤にある、サマディと言われる、いわゆる悟りを開く一歩手前、瞑想をするためのカラダづくりにあります。
カラダを動かすことで、カラダの緊張を取り、瞑想をするためのカラダをつくる。
そこを目的としているはずなのに、肩甲骨を寄せながらアウターマッスルを優位にし、ヨガのポーズを練習し続けることは、本来ヨガが目指しているゴールから、遠ざかってしまうのではないでしょうか。
腰を痛めた原因は、肩甲骨を寄せてアウターマッスルが活発になった状態で練習をし続けてしまった結果です。
瞑想をするためのカラダづくりをしていたはずなのに、そのせいでケガをしてしまうのは、非常に残念です。
それならば、手をついてカラダを支えるポーズをやらなければいいのかというと、そういう訳ではありません。
本来、手をつくポーズは、自分のカラダを手で支えることで、体幹をつくれる素晴らしい動きです。
では、古来から伝わるヨガのポーズを、どう上手く行っていけばいいのでしょうか。
「肩甲骨を立てればいいのです。」
前鋸筋を使いながら肩甲骨を立て、前鋸筋からつながる腹斜筋も同時に使い、体幹を安定させながらヨガのポーズを練習するのです。
そうすれば、ケガをすることもなく、ヨガのポーズが行え、効率よくカラダの緊張を取ることができます。
アウターマッスルの緊張をとり、インナーマッスル(体軸筋)主体のカラダの使い方でポーズを練習していけば、その先の瞑想、さらに先のサマディまで繋げられるのです。
ヨガのゴールに近づきたいなら肩甲骨は立てて使いましょう。
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