いつも首がこっている人の症例報告

首がいつもこっている人の症例報告

こんばんは。アナトミーの鬼の田中です。
今日は珍しく、症例報告をしてみようかと思います。

なぜなら、あまり知られていないけど、
私はよく担当するケースで、みなさんの参考になると思ったからです。

ぜひ、続きを読んでみて下さい。
私の思考の展開の仕方も、ちょっと書いてみました。

クライアントは30代の女性で、
・見た目は健康だけど、ずっと首のコリに悩んでいる。
・様々な治療を試してきたけど、根本的には治っていない。
・過去に特に大きなケガや病気はなし。

こんな感じのクライアントでしたので、
とりあえず、以下の評価をしました。

・どんな動きをすると痛みが出るのか?
・筋力、
・関節の柔軟性
・筋膜の状態

などなどです。
当然、首周りは固いのですが、
その辺りに軽くアプローチしても、
特に症状が変わらないので、違うかなと思いました。

それで、今一度、問診に戻りました。
クライアントに色々話を聞いてみたのです。

・いつからなのか?
・症状が出た頃は、どんな生活をしていたのか?

すると、いくつか気になる点が出てきました。

・やりたいことができなくなってきた頃から、症状が強くなった。
・やりたいことができないのは、自分に自信がないから。
・漠然とした恐怖感がある。

という答えが出てきました。
私は、ここで僧帽筋が関係していると目星を付けました。
(なぜ、僧帽筋と関係あるかは、のちほど説明しますね)

そこで、その点を深堀していくと、、、

どうやら昔から、自分に自信がなかったようなんです。
小学生の頃から、友達の言いなりになっていたエピソードが出てきました。
仲間外れになることへの恐怖心があったようなんです。

他にも、学校の男性教師に怒鳴られたエピソードが出てきました。
今でも男性の大きな声が苦手とのことです。

もう、完全に恐怖という感情が問題なパターンです。

この恐怖ですが、
肩から首にかけてついている僧帽筋という筋肉と関係があります。

どういうことかというと、
行動心理学とでもいうのでしょうか、
人は恐怖や驚きがあると、無意識で肩をすくめますよね?

この時に、僧帽筋が働くのです。
また、オドオドしている時なども、肩をすくめていますよね。
自信がない人です。

ですので、今回のクライアントさんも、
自信・恐怖が首のコリの原因なのです。

そりゃ、筋肉や筋膜、関節にアプローチしても治らないですよね?

今回は、感情と関係が深いと言われている内臓を軽く触りつつ、
小学生の頃の感情を開放しました。

すると…
首のコリは和らいで、辛そうな表情から一変し、
喜びと嬉しい驚きが混ざった感じの表情になりました。

もちろん、
今後、やりたいことに対しても、かなり前向きになりました。

このような変化や表情をみることが出来るのが、私の楽しみでもあります。

どうですか?
ちょっと珍しい症例報告だったと思いますが、
けっこうあるパターンなので、ぜひ覚えておいてください。

これを知っておくと、結構、クライアントや生徒さんに喜んでもらえますよ。
そして、あなたも、ちょっとしたセラピスト、
もしくはカウンセラーになることができますよ。

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