からだの柔軟性 & インフルエンザに効果的な体操

こんにちは。フィジオスクール校長の田中です。

「寒くなると身体が硬くなる。」
「インフルエンザや風邪を引かないか心配。」

冬場において、
これらのことは誰もが経験することではないでしょうか。

冬になると、外気温が下がることで
私たちの身体にある血管は収縮し、
筋肉に十分な血液が行き渡らなくなります。

また、老廃物も上手く排出されないため
筋肉がいつも以上に硬くなってしまいます。

硬くなった筋肉を放っておくと、
硬い筋肉が血管を圧迫しさらに血流が悪くなり、
一層筋肉が硬くなっていく
といった悪循環に陥っていきます。

この硬くなった筋肉のまま身体を動かしたりすることで、
子どもであってもケガをしてしまう原因となります。

また筋肉が硬くなった状態では、
私たちの身体の熱産生が不十分となることで
体温が下がり免疫機能が十分に働かず
風邪などにかかりやすくなったりもします。

そして、この季節空気が乾燥することで、
インフルエンザなどのウイルスたちが
増殖しやすい環境となることもあって
容易にウイルスなどに感染してしまいます。

そんな状態を引き起こさないためにも、
普段から筋肉の柔軟性を保つ事が大事になります。

そこで今回は、
身体の柔軟性をアップし、
かつインフルエンザ予防にも繋がる
とっておきの簡単ワークをご紹介いたします。

[身体の柔軟性アップ & インフルエンザ予防を同時に行えるベロぐるぐるワーク]

《ベロぐるぐるワークのやり方》
1、左右両方の耳をつまみ、外側へ軽く引っ張る。
2、口を大きく開けて「あっかんべー」と舌を出す。
3、耳を引っ張りながら、舌を右回し3回、左回し3回行う

*ポイント①:舌は根元から動かすように心がけましょう。
*ポイント②:ゆっくりと出来るだけ大きく舌を動かしましょう。

1~3まで行えたら、
次は左右の耳たぶをつまんで下
に引っ張りながら2、3を行ってください。

最後は、耳輪(じりん)と呼ばれる耳の上の部分をつまみ、
上方向に引っ張りながら2、3を行っていきましょう。

耳を横、下、上と色々な方向に引っ張ることで、
耳と連結している頭皮筋膜(頭を覆う筋膜)が緩みます。

この頭皮筋膜は
アウターマッスルと言われる
全身の表層にある筋肉と筋連結をしており、
頭皮筋膜を介して全身のアウターマッスルが緩みやすくなります。

また、同時に舌は
身体のインナーマッスルと言われる
全身の深層にある筋肉と筋連結をしているため、
舌をしっかりと動かすことで、
インナーマッスルがしっかりと働くようになり、
身体を安定させます。

そうする事で、身体のインナーマッスルと
アウターマッスルのバランスが整い、
身体の柔軟性が飛躍的に向上します。

さらに、舌を動かすことによって、
口周りの筋肉も同時に活性化するため、
普段口呼吸になりがちな子は、
口が自然と閉じるようになり、
鼻呼吸へと切り替わっていきます。

インフルエンザなどの感染症に
罹患してしまう原因の一つに最近では、
口呼吸が指摘されています。

そんなインフルエンザ予防としても、
口呼吸から鼻呼吸へシフトしていく事は非常に重要となります。

身体の筋肉バランスも整い、
インフルエンザ予防にも繋がる
『ベロぐるぐるワーク』
ぜひ、親子で行ってみてください。

また、お友達にも是非教えてあげてくださいね。

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