「毎日トレーニングしているけど、成果が出ているのか分からない。」
「もっとトレーニングの変化を実感したい。」
このように思っている方は多いのではないでしょうか。
こんばんは。
永井選手のコンディショニングを担当しているトレーナーの土屋です。
「常に進化していたい。」
プロ、アマ関係なく、選手が求めているものはコレです。
この気持ちが強すぎて負荷の高いハードトレーニングをした結果、
怪我をしてしまったという選手を何人も見てきました。
トレーナーの立場からすると、
「ハードトレーニングをすればパフォーマンスが上がるという訳ではない。」
このように言いますが、選手の立場的には、
「ハードなきついトレーニングをし多分だけレベルアップしている。」
こう思いたい選手が多いのではないかと思います。
[トレーニング前の準備が大事]
我々が推奨する効率のいいトレーニングとは、
本来優位に働かせたい筋肉(インナーマッスル)を優位に働かせ、
関節運動を理解してトレーニングをすることです。
ほとんどの方は、どの筋肉を優位に働かせているのか考えていません。
そのため、脳が働いている筋肉を認識していないのです。
そのことを一度実感してみましょう。
1. 右脚の前腿(大腿四頭筋)を10秒摩りがら力を入れて10秒キープする。
2. 仰向けに寝て膝を伸ばしたまま右脚を90度まで上げる。
※脚の上げやすさ、重さを覚えておく。(これを基準とする)
3. 右脚の腿裏(ハムストリングス)を感覚が変わるまで摩る。
4. 膝を伸ばしたまま右脚を90度まで上げる。
いかがでしょうか?
もし実感しにくかった方は、左手で右の股関節を押さえたまま右脚を上げると実感できるはずです。
これはハムストリングスを摩って脳に働かせたい筋肉を意識付けさせたため、
インナーマッスルのハムストリングスが優位に働いたのです。
基準を作る前にハムストリングスと拮抗筋になる大腿四頭筋を摩って働かせやすくしたのは、
より違いを実感してもらうためです。
股関節を押してもらったのも同様です。
股関節を支点に右脚を上げることによって上半身の大腰筋と連動して働かせるようにするため、
一段と違いを実感してもらえたはずです。
ハムストリングスと大腰筋は股関節を介して筋連結しているので、
2つのインナーマッスルが連動して働くことによって今までより楽に右脚が上がりました。
ですので、さらに右脚を楽に上げたい方は大腰筋の起始部であるみぞおち(おへそから指4本上)も
手で押さえて右脚を上げましょう。
今の状態でボールを蹴ると右脚の振りがスムーズになっているはずです。
このように筋肉と関節運動を意識するだけで変化を感じることができます。
トレーニングをする前の準備が必要だということが分かったと思いますので、
これからは練習前にこれらの点を注意してください。
このような情報が下記PDFに記載されていますので、
ぜひ次の投稿までに読んでおいてください。
〜永井雄一郎のフットボールクリニック〜の無料小冊子はこちらからダウンロードできます。
【誰よりも速く早く動く】
https://fs223.formasp.jp/p642/form29/
【タイガーショットのような強烈なシュートを打つ方法】
https://fs223.formasp.jp/p642/form29
最新記事 by 体軸コンディショニングスクール (全て見る)
- ビックボスの秘策⁉新庄監督から学ぶ姿勢の極意 - 2022年3月10日
- こどもの運動神経が良くなる肩甲骨の使い方 - 2022年3月8日
- 靴底で分かるこどもの歩き方の特徴 - 2022年2月22日