こんにちは。理学療法士の中山です。
「反り腰?まだこどもだし大丈夫でしょ」
と、ついつい軽く見てしまいますが
これはそうでもありません。
実際、子供の腰痛は増えており
テレビなどでも反り腰のことを含めた
こどもの姿勢が問題視されています。
そんな反り腰ですが簡単に見分けることができます。
そして、その対処法も簡単です。
〔反り腰だと何がいけないの?〕
まず、反り腰とは読んで字のごとく
腰が反っている状態です。
このような姿勢の場合に見られる
代表的な症状は腰痛です。
他には、身体が疲れやすかったり、固くなったり
便秘など内臓の不調が見られるようになってきます。
お腹に上手に力を入れにくくなっていることが多いため
腰痛、疲労、内臓不良などが出てくるというわけです。
次は反り腰かどうかを確認してみましょう。
〔反り腰かどうかの見分け方〕
仰向けに寝た状態で腰の後ろに手を入れます。
ここに手が入るような隙間がある方は腰が反っています。
すっぽり入るような場合は
かなり反り腰の可能性が高いです。
そもそも、なぜ反り腰になってしまうのでしょうか?
反り腰の原因について考えていきましょう。
〔反り腰の原因について〕
反り腰の原因についてはいくつかあります。
1.骨格自体が変形している
2.お腹周りの内側と外側の筋肉のバランス不良
3.痛みによって姿勢が保てない
1の場合は骨自体の変形のため
仕方のないことかもしれません。
しかし、多くの方の場合、
2のパターンが多いのではないでしょうか。
そして、3の場合も2の筋肉が原因で
引き起こされていることがあります。
筋肉が問題なら改善できるかもしれません。
それも深呼吸をするだけで。
〔反り腰を改善する腹式呼吸〕
・寝た状態での腰への手の入り具合を覚えておく。
・おへそから指4本上のところ手を置く。
・手を置いたところを膨らませるようにゆっくり息を吸う。
・吸った後はゆっくり息を吐き、
お腹の力が脱けていくのを確認する。
・5回繰り返し深呼吸を行う。
・もう一度手を入れ確認する。
いかがでしょうか?
先ほどと比べ腰がべったりと床についている、
もしくは手が入りづらくなっているのではないでしょうか。
おへそから指4本上あたりの背骨には
腹式呼吸に必要な横隔膜がついています。
横隔膜を使った腹式呼吸を行うことにより、
お腹の中に適切な圧がかかるようになります。
適切な腹圧がかかるようになると、
お腹の内側にある筋肉が使いやすくなり
外側の筋肉を必要以上に固めずに済むようになります。
また、お腹の内側に圧がかかることにより
動きが悪くなっていた内臓にも刺激が入るようになります。
そのため、腰まわりの筋肉の固さがとれ反り腰が改善。
腰痛、内臓不良なども良くなるというわけです。
夜寝ているお子さんの身体をチェックしてみたり
運動する前に深呼吸してみたりしても良いと思いますので
ぜひ試してみてください。
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他にも、こどもの身体の状態をリセットする方法はあります。
しかも、その方法は、
・スポーツで頑張った後の身体をリセット
・ケガの痛みで、身体が固まった状態をリセット
・育児や仕事で緊張している親の身体のリセット
などにも応用できます。
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