こんにちは。アナトミーの鬼の田中です。
今朝、起きたら、首に痛みがありました。
いわゆる「寝違い」なんですが、あなたもたまにありませんか?
寝違い以外にも、患者さんから首の悩みはよく聞きます。
首が回らない、上を向くと痛い、などです。
首に痛みや制限があると、生活上かなり支障が出てしまいます。
・首を温めたり、電気を当てているけど良くならない。
・接骨院、整体で首をほぐしてもらっているけれど良くならない。
このような方のほとんどは、原因は首にありません。
今回はそんな方のために、首の痛みについてまとめてあります。
<首が痛い原因とは?>
一緒に首の動きを体感しながら考えていきましょう。
1、背中を思いっきり猫背にして上を向く。
2、背中をピンとまっすぐにし、胸の前側が伸びるようにして上を向く。
どちらが上を向きやすかったですか?
当然、2の背中をまっすぐに伸ばして上を向く方がやりやすかったですよね。
このように、上を向くという首の動きには背中を伸ばすという動きも含まれています。
背中が常に丸まっているような方の場合、
上を向くためには、背中が動かないので首が過剰に動く必要があります。
首じゃなくて背中に原因があったとしたら、
いくら首を温めたり電気を当てたり、
接骨院でもんでもらっても良くならないのはわかりますよね?
<上を向くと首が痛い様々な理由>
上を向いた時に首に痛みが出る原因は、
背中が丸まっていることと、それ以外もあります。
〔骨盤が後ろに傾いている〕
骨盤が後ろに傾くと、腰も丸まり背中も丸まってしまい、
背骨の動きが出ないため首に影響が出ます。
では、どのように自分で治したらいいのでしょうか?
上を向く時、膝や背骨の動きが出ないと、
その動きが出ない分を首で動かしてしまい首に痛みが出るので、
この動きが出ない部分を適切に動くようにしてあげたらいいのです。
<首の痛みの対処法>
〔背骨の体操〕
首が痛い方はこの部分の動きが悪くなっている場合がすごく多いです。
まずは、ここを時間をかけて動きを出していきましょう。
・へそから指4本上の所を触る。
・その場所を触りながら、右に3回、左に3回傾ける。
・同じように胴体の回旋も左右に3回ずつ行う。
この簡単な体操をやるだけでも、背骨や筋肉の状態が整い、
猫背の姿勢が変わり、首の症状が和らぎます。
〔もも裏の筋肉のストレッチ〕
もも裏の筋肉が固まっていると、骨盤は後傾しやすくなり、首に影響が出てしまいます。
ですので、つぎの体操がおすすめです。
1、立った状態で足を肩幅に開く。
2、股関節をおさえつつ、お尻を後ろへ突き出すように体を前に倒す。
3、太ももの裏側、お尻の付け根の辺りが突っ張るのを感じたら元の位置に戻る。
4、これを5回行う。
今回は、2つの体操をご紹介しましたが、
どちらもインナーマッスルを使いやすくするための体操です。
ただ、首をほぐすだけではなく、
今回のようなインナーマッスルを使いやすくする体操をして、
首に悪影響が出ない身体にすると良いです。
ちなみに、朝起きたら首が痛いという場合は、
内臓が問題の時があります。
それについては、また別の機会にお伝えします。
<まとめ>
・首の痛みは首以外の部分が関係している。
・体が丸くなっていると首に影響が出やすい。
・身体を丸くなっている理由をみつけてアプローチすると良い。
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