・脚を組んだときキリリッとした痛みが膝にはしる。
・ランニングしていると膝の裏や外側がジーンと痛くなってくる。
・ヨガのアーサナを取ったあと膝がツーンと痛くなるときがある。
もしそういったことがあったならみぞおちを押してみてください。
固くなっているなら、それが膝の痛みの原因かもしれません。
それでは一緒にみぞおち固さを固さを確認して行きましょう。
おへそから指4本分上を押してみて下さい。
通常、みぞおちは押すと柔らかくへこむ所です。あなたはどうでしょうか?
もしそこに抵抗感や痛みがあれば、みぞおちが固まっています。
みぞおちの固さと膝の痛み、一体どういった関係があるのでしょうか。
膝の痛みを引き起こす筋肉と原因
膝の痛みを引き起こす原因の1つとして挙げれるのが、もも前の筋肉(大腿四頭筋)が過剰に働き、固まってしまっているということです。
この筋肉は、歩くときや走るときにも使われる大事な筋肉なのですが、使いすぎてしまったり、固まってしまったりすると、膝関節の中の圧が高まってしまい、膝の痛みを引き起こしてしまうのです。
こういったもも前の筋肉が過剰に働いてしまう原因として考えれるのが、腹圧が抜け、反り腰になってしまっているということです。
反り腰になってしまうと骨盤が前傾し、もも前の筋肉が過剰に働きやすくなってしまいます。
また、もも前の筋肉は骨盤から肋骨にかけて付いている腹筋(腹直筋)ともつながっています。
ですので、もも前の筋肉が過剰に働いてしまうと、腹筋も働きやすくなり、みぞおちが固くなってしまうのです。
これを解決するためには、腹圧を元に戻し、反り腰を解消していく必要があります。

腹圧を元に戻し、反り腰を解消する方法
腹圧を元に戻し、反り腰を解消するにあたって重要になってくるのが、体幹のインナーマッスル(大腰筋や横隔膜、骨盤底筋群など)を働かせるということです。
体幹のインナーマッスルを働かせることができると、アウターマッスル(腹直筋や大腿四頭筋)の余計な緊張を落とすことができるだけでなく、腹圧を高めることができるからです。

誰でもできる体幹のインナーマッスルを働かせる2つの体操
体幹のインナーマッスルを働かせる体操その1
・舌を上顎につけ、口を閉じる。
・おへそから指4本下のところに手を当て、鼻呼吸でそこに向かって空気を集めるようにお腹を膨らませる。
・十分に膨らませたら、その膨らみを保ったまま鼻から息を吐いていく。
・最後に力を抜いてリラックスする。
・これを5回ほど繰り返す。
体幹のインナーマッスルを働かせる体操その2
・おへそから4本上のところのみぞおちを両手で押さえる。
・みぞおちを押さえながら息を吸い、吐きながら背骨を丸めていくことを5回繰り返す。
・同様にみぞおちを押さえながら、左右に倒すことと左右にねじることも5回行う。
この2つのワークを行うことで、体幹のインナーマッスルが働き、腹圧を元に戻すことができます。
腹圧を元に戻すことができれば、反り腰がなくなるので、もも前の筋肉の緊張を落とすことができ、膝の痛みを和らげることができるようになります。
先ほどみぞおちを押してみて固かったという方は、ぜひこの2つの体操を行ってみてください。
『間違いだらけの体幹トレーニング』では、体幹のインナーマッスルを働かせる方法や身体の使い方を詳しく解説しています。
先ほどの体操と合わせて参考にしてみてください。
https://fs223.formasp.jp/p642/form15/
【筋膜アナトミー】
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などは、こちらから無料ダウンロードできます。
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