字を書くときの姿勢が身体に及ぼす影響

こんにちは、理学療法士の中山です。

「手が疲れる、肩がしんどい、、、」

こどもがこのようなことを言うとき
勉強中や字を書くときの姿勢を見ると
肩周りが力んでいるこどもは意外と多くいます。

その力みには大きく分けて3つの特徴があり、
肩こりや手の疲れなど身体に何らかの影響を及ぼしています。

その特徴と影響とは?
一緒に見ていきましょう。

〔肩周りに力の入っているこどもには3つのパターンがある〕

大まかに分けて肩周りが力んでいるこどもには
3つのパターンが見られます。

1.肩が上がっているタイプ
2.腕を身体に引きつけているタイプ
3.1と2の混合タイプ

簡単にですが1つずつ説明すると

1は僧帽筋パターンで、肩こり・猫背・頭痛、
2は大胸筋パターンで、手の疲れ・腰痛・反り腰
が起きやすくなります。

意外かもしれませんが肩の力みは
身体にこのような影響を及ぼしています。

どれもこどもの身体の成長にとっては
ありがたくないものばかりですね。

ちなみにですが3の両方が混ざっているパターンの
こどもはきっと少なくはないはず、、
むしろこのタイプの方が多いかもしれません。

そもそも良い姿勢とはどのような姿勢なのでしょうか?
次の項目で見ていきましょう。

〔良い姿勢と悪い姿勢の例〕

字を書くにあたって良い姿勢とは、
骨盤は立った状態で足うらとお尻に体重がかかっており
背筋はほどよく伸び、肩に余計な力みがない姿勢です。

姿勢が良いと書き疲れにくいだけでなく
字がキレイに書けたり集中力が上がったりなどの
良い効果があるとされています。

逆に良くない姿勢の例としては、

・猫背になっていて足うらに体重があまり乗っていない
・先に挙げたような肩周りに力が入りすぎている
・腰や首が反っている

これらの姿勢は疲れやすいだけでなく
ケガの原因や身体の痛みを引き起こしてしまう
可能性のあるもったいない姿勢です。

良い姿勢になるためには見た目だけでなく
筋肉の使い方を変えてあげる必要があります。

次に紹介する体操を試してみてください。

〔良い座り姿勢を作る背骨体操〕

・まずは座った状態の姿勢の感じをなんとなく覚えておく。
・おへそから指4本上のみぞおちと反対側の背骨を触る。
・みぞおちの力をぬきながら背骨を前後・左右・捻り方向に5回ずつ行う。
・座った姿勢の状態を再確認する

動画はこちら
http://youtu.be/TZDr1ZVrxW8

いかがでしょうか?
始めの状態と比べると足うらにより体重を感じるようになったり
骨盤が立てやすくなったりと変化があったのではないでしょうか?

この体操では良い姿勢に必要な
大腰筋を使いやすくすることが出来ます。

大腰筋は肩のインナーマッスルである前鋸筋とも繋がっているため
肩周りに力が入りすぎているこどもの姿勢の改善を図ることも出来ます。

ぜひ、試してみてください。

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