・深くしゃがむと股関節が詰まる感じがする。
・あぐらをかいたとき膝が浮いてしまう。
・股関節を回すと引っかかる感じがする。
このような症状がある方はみぞおちを触ってみてください。
固くなっていませんか?
固かった方はもしかすると、それが股関節の症状に繋がっている可能性が高いです。
深くしゃがんだ時に股関節が詰まる人
深くしゃがんだ時に股関節が詰まる人の特徴として上がられるのが、大腿四頭筋というもも前の筋肉を使いすぎてしまっているということです。
この筋肉は歩く時や階段を上る時など脚を上げる動きをする時に使われる大事な筋肉なのですが、この筋肉ばかり使っていると股関節が固くなってしまい、深くしゃがんだ時に詰まる原因になってしまうのです。
大腿四頭筋の使いすぎを防ぐには脚を上げる役割を担っている大腰筋というインナーマッスルを使えるようにしていく必要があります。
大腰筋を使えるようにすることで、大腿四頭筋の負担が減り、股関節の固さがなくなるからです。

あぐらをかいた時に膝が浮く人
あぐらをかいた時に膝が浮いてしまう人の特徴が、お尻の筋肉(中殿筋や大殿筋)が固くなってしまい、それによって股関節が開きにくくなってしまっているということです。
お尻の筋肉は股関節を外に開く働きをもっているのですが、働きすぎて固くなってしまうと体幹のインナーマッスルである、大腰筋が働きにくくなってしまいます。
大腰筋は脚を上げる動きのほかに股関節を安定させ、動きをスムーズにする働きも持っています。
ですので、大腰筋が働きにくくなってしまうと、股関節の動きに制限がかかり、外に開きにくくなってしまうのです。

股関節を回すと引っかかる感じがする人
あぐらと同様に大腰筋が働かなくなると、股関節を回した時にスムーズな動きができなくなってしまうので、股関節を回すような動きをしたときに引っかかり感が出てきてしまいます。
共通している原因
何れにしても共通している点としては、もも前の筋肉やお尻の筋肉といったアウターマッスルが必要以上に働き、インナーマッスルである大腰筋が働きにくくなってしまっているということです。
大腰筋はみぞおちから股関節まで付いているので、今回のような症状がある方は、特徴としてみぞおちまで固くなってしまっていることが多いのです。
今まで股関節を柔らかくしたり、症状を良くしようと柔軟をしたりしてきたかと思いますが、それでも良くならないのはみぞおちまで固くなってしまっているからというわけなのです。

<股関節を柔らかくするワーク>
今回はみぞおちの固さをなくし、大腰筋を働かせることができるようにしていくワークを2つほど紹介していきます。
まず1つ目は、
1.椅子、もしくは床に座る。
2.へそから指4本上のみぞおちと反対側の背骨を触る。
3.みぞおちの力を抜きながら、背骨を前後・横・捻りと各3~5回ずつ動かす。
動画はこちら
https://youtu.be/TZDr1ZVrxW8
そして、2つ目が、
1.足を腰幅に広げ、つま先を前に向け、足の位置を揃える。
2.股関節のV ラインの真ん中(恥骨の横)を触りながら股関節を曲げてお尻を後ろに引く。この時裏ももが伸びているのと足の裏のアーチが引き上がっている感覚を確かめる。
3.股関節を視点に元の位置に戻っていく。
4.これを10回繰り返す。
動画はこちら
https://youtu.be/beEC_45Nv3M
この2つのワークをすることによって、みぞおちと股関節周りの筋肉の固さがなくなり、大腰筋などの体幹のインナーマッスルが働きやすくなります。
体幹のインナーマッスルが働くようになれば、股関節も柔らかくなり、スムーズに動くことができるようになります。
股関節が固くて、なかなか柔らかくならないといった方は、ぜひこの2つのワークをやってみてください。
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