動きを変える明確な基準

こんにちは。
体軸コンディショニングスクールのヘッドトレーナーの山根です。

4月から体幹パーソナルトレーナーベーシックコースを担当しています。

講師をしていると、

・アーサナを取ると腰や股関節に痛みが出る
・レッスン後、身体が疲れてしんどい。
・前に立って見本は見せているけど、実はけっこう無理をして身体が辛い。

といったような相談をよく頂きます。

1日3本も4本もレッスンをしていると、こういった悩みは付き物ですよね。
あなたももしかしたら、こういった悩みを抱えながらレッスンをする毎日を送っていませんか?

けれど、よくよく考えてみると本来ヨガやピラティスってやれば身体は元気になるはずですよね。

にも関わらず、やればやるほど腰を痛めてしまったり、身体が保てなくなってきたりする。
なぜ、こんなことが起こってしまうのか…。

ちょっと考えてみてください。




考えていただけましたか?笑

アーサナを取った時に腰や股関節が痛くなる。
レッスン後、身体が疲れてしんどくなる。
こうなってしまっている原因は、身体を動かしたときにインナーマッスルが働いておらず、アウターマッスルが過度に働いてしまっている可能性が高いです。

身体を安定させたり、動きをスムーズにして効率的に動くためには、インナーマッスルをきちんと働かせた状態で、アウターマッスルの働きを抑えていかないと、身体への負担は大きくなってしまいます。

いわゆる余計な力が入った状態で常に動いているみたいな、そんな状態ですね。

もちろん、余計な力が入っているので、身体のエネルギーの消費が激しくなり、身体がすぐに疲れてしまったり、酷いと痛めてしまったりもします。

身体の動きを変える明確な基準

じゃあ、どうしたらいいのかっていうと、体軸筋を働かせた状態できちんと動けるようにしていくってことです。

体軸筋はインナーマッスルにつながっている筋肉で、体軸筋をバランスよく働かせることができれば、インナーマッスルが働いた状態で動くことが出来るようになります。

インナーマッスルが働けば、アウターマッスルが過剰に働くこともなくなるので、身体を安定させた状態でスムーズに動くことが出来るんです。

もちろん、身体の使い方が良くなれば、レッスンが終わった時の疲労感や身体への負担も少なくなってくるので、腰や股関節など痛みが出ることもなくなってきますよね。

ただ、多くのヨガスクールやスタジオなどではこういった明確な基準がなく、見かけや感覚を頼りに動いてしまうので、そのときによって身体の動きが違ったりとか、身体にかかる負担が増えてしまうといったわけなんです。

なので、身体の痛みをなくして動くとか、疲れにくい身体を目指す上では、こういった明確な基準を知っておくことはかなり重要なことになってくるんです。

体軸筋を使うためのワーク

今回は体幹パーソナルトレーナー養成講座でお伝えしている体軸筋を使ってインナーマッスルを働かせていくワークをご紹介したいと思います。

レッスン前とかに少しやるだけでもだいぶ楽になるので、ぜひやってみてくださいね。

1.足を腰幅に広げ、つま先を前に向け、足の位置を揃える。
2.股関節のV ラインの真ん中(恥骨の横)を触りながら股関節を曲げてお尻を後ろに引く。この時裏ももが伸びているのと足の裏のアーチが引き上がっている感覚を確かめる。
3.股関節を視点に元の位置に戻っていく。
4.これを10回繰り返す。

動画はこちら

このワークを行うことによって、体軸筋の1つであるハムストリングスが働き、つながっているインナーマッスルが働いた状態で動けるようになります。

普段、レッスンをしていて腰や股関節が痛いとか、疲れが取れないと言った方はぜひこのワークを繰り返しやってみてくださいね。

P.S
ワークだけでなく、ヨガやピラティスなどでもちゃんとした身体の使い方や動きができるようになりたいといった方はこちら

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