“人”が誰にも教わらずに身につける動作ってな〜んだ?
答えは、、、
2足歩行です。
赤ちゃんがハイハイできるようになり、つかまり立ちをし、そこから潰れたり転んだりしながら歩くことを身につけますよね。
つまり、人としての動作として初めて習得するのが2足歩行なのです。
しかし、この歩行動作ですが、教わっていないだけにちょっと問題があるのです。
この問題を知らないと、トレーナーがスポーツ動作の改善をさせる上でかなり致命的なミスを犯すことになります。
無意識に身につけたものは、なぜそれができるのか理屈がわからないので、
いざ効率良い運動にしようとすると難しく、時間がかかってしまいます。
なので、スポーツにも関わってくる歩行動作での問題がなんなのか、すぐにわからないかもしれません。
歩行動作は、右足と左足が連動し、左右交互に前後する動きですよね。
その一連の動作で前に進むのですが、その動作中ずっと同じペースで歩いていると思いますか?
ここが歩行、ひいてはスポーツ動作を改善させる上で見落としやすいポイントなのです。
歩行は大きく分けて3つのフェーズに分けられます。
その3つをまとめて歩行周期と呼ぶのですが、人によって歩行周期で遅くなるところがあるのです。
格闘技やサッカー、バスケといった相手と対峙する対抗運動であれば、
その瞬間を突かれると攻撃を受けたりフェイントに対応できずに負けてしまいます。
陸上の短距離であればコンマ1秒の差を競う時、そこで差が生まれ遅くなってしまいます。
それだけスポーツをする上で一連の動作をスムーズにするのは大事なのです。
しかし、歩行周期で使われる筋肉は違います。
そのときにどの筋肉を使うのかで、連動するのか、遅くなるのかが変わってきます。
このような基本動作での筋肉の使い方は、いわゆる癖なので遅くなっているのかが気づきにくいです。
そこで3つのフェーズ分けで分析しながら行うことで、身体の変化が感じやすくなります。
歩行が変わっても、走る時と使う筋肉が違うからあまり意味がない…
もしそのような考えの人が周りにいるのであれば、こう言ってあげてください。
基本動作である歩行ですら改善できなければ、走ることなんて変えることはできない。
仮にできたとしても、コンマ1秒を争うトップクラスでは通用しない…と。笑
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歩行で考えられる様々な筋活動やそれによる代償など、
基本動作を変える上で必要な身体の使い方や理論があります。
これらを知っていると、スポーツ動作など他の運動にも応用が効かせられるようになります。
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歩行システムの基礎を学ぶ
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