こんにちは。鍼灸師・パーソナルトレーナーの柴です。
疲れが溜まってる時、寝ている時など、
すぐに足をつってしまい悩んでる人って結構多いですよね。
なぜ足をつってしまうのかというと、
主な原因は2つあり、その中の1つが特に関係しています。
そしてその原因を解決するには4つのポイントを刺激するのが効果的です。
その原因と解決するための4つのポイントとは一体なんなのか?
これらについて解説していきたいと思います。
[足をつるメカニズム]
筋肉には筋紡錘(きんぼうすい)と呼ばれる感覚装置が存在していて、筋肉の緊張と弛緩の調整をしています。
そのため、通常であればこの筋紡錘が筋肉の緊張度合いを調整してくれるため、
スムーズに身体を動かすことができます。
ですが、足がつってしまう時は筋紡錘がうまく働かず、
弛緩ができず急激な緊張を起こしてしまっているのです。
[足をつる2つの原因]
足をつる原因として考えられるのは主に2つ。1つがミネラル不足。もう1つが筋肉の疲労です。
〈ミネラル不足〉
足をつる原因としてミネラル不足はよく耳にします。テレビや雑誌なんかでもよく言われてる事なので、なんとなく聞いたことがあるのではないでしょうか?
確かにミネラル不足でも足はつります。電解質(カルシウム、マグネシウム、カリウム、ミネラルなど)のバランスが崩れることにより、神経や筋肉が興奮しやすくなるためです。
ですが、これだけ飽食の時代にミネラル不足になるということは、
よっぽど栄養が偏っているか、激しい運動や下痢で水分が大量に失われているかの
どちらかしか考えられません。(病気は別です)
そのため何でもない日常の中で、
いきなりミネラル不足になって足がつる事はほぼありえません。
〈筋肉の疲労〉
ほとんどの場合は筋肉が疲労している事で足がつってしまいますが、
疲れるような事を何もしてないのにつってしまう人は、
インナーマッスルとアウターマッスルのバランスが崩れてる可能性があります。
インナーマッスルは関節を動かしたり安定させるため持久力があるのですが、
アウターマッスルは力は強いものの持久力がありません。
足がつりやすい人はそんなアウターマッスルを使いすぎてる傾向にあり、
持久力がないのに使いすぎてしまうためすぐに疲労がたまり、
何気ない日常の生活でもすぐに筋肉が緊張して足がつってしまうのです。
そのためこれを解決するには4つのポイントを刺激して、
インナーマッスルの使えるように必要があります。
[インナーマッスルを使えるようにして足をつりづらくする]
足をつりづらくする4つのポイントとは足裏・膝裏・お尻・股関節です
足裏には足からフクラハギのインナーマッスル、膝裏には膝のインナーマッスル、お尻には太もものインナーマッスル、股関節には股関節のインナーマッスルが存在します。

これらの部位を刺激する事でインナーマッスルが使えるようになり、足首・膝・股関節と足全体の疲労が溜まりづらくなるため、足がつりづらくなるのです。
[4つのポイントを刺激する]
足がつりづらくなったかは、これら4つのポイントを刺激し続けて経過観察をしなければならないためすぐに効果はわかりません。
ですが4つのポイントを刺激すれば足首・膝・股関節の動きがスムーズになるため、
4つのポイントの効果を確認するために、まずは屈伸運動をして足首・膝・股関節の動かしやすさを覚えておきましょう!
次の4つのポイントを刺激していきます。
〈①足裏の刺激〉
指を除いた足裏の真ん中を指圧して、グーパーを10回繰り返す。

詳しくはこちらの動画を参考にしてください。
→ https://youtu.be/jFLP20ivyTw
〈②膝裏の刺激〉
膝裏に手をあてて、膝の曲げ伸ばしを10回繰り返す。

詳しくはこちらの動画を参考にしてください。
→ https://youtu.be/uldTlcJBXxA
〈③股関節/お尻の刺激〉
1.足を腰幅に広げ、つま先を前に向ける。
2.鼠径部(恥骨の横)を触りながら股関節を曲げてお尻を後ろに引く。この時裏ももが伸びているのを感じる。
3.坐骨(お尻のほっぺと裏ももの境目)を触りながら股関節を伸ばして元の体勢に戻る。
4.これを10回繰り返す。

詳しくはこちらの動画を参考にしてください。
→ https://youtu.be/beEC_45Nv3M
では再度屈伸運動をおこなっていきましょう。
いかがでしょうか?先ほどよりスムーズにできると思います。
このように4つのポイントを刺激するとインナーマッスルが使えるようになり関節の動きがスムーズになるのです。そしてその結果足をつりづらくなります。
そのためお悩みの方は、日頃からこの4つのポイントを刺激して、足をつりづらい状況にしておいてください!
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鍼灸師/NSCA認定パーソナルトレーナー/JCMA認定体軸セラピスト
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