こんにちは。フィジオスクール校長の田中です。
子どもの悪い姿勢の代表といえば「猫背」です。
猫背とは、背中が丸くなってしまっている状態をいいます。
本来私たち人間の骨格の構造上、背骨はS字曲線を呈しています。
そのため、胸椎と呼ばれるちょうど胸の位置にある背骨は、
少し丸くカーブ状になっているので、若干猫背気味になっているのが正常と言えます。
正常の範囲以上に胸椎が丸まっている姿勢を「猫背」と呼ばれます。
では、どこからが猫背なのか?という疑問が出てきます。
<猫背の見分け方>
1、できるだけ楽な状態で足を揃えて子どもに立ってもらいます。
(手は太ももに沿わせるように真横にします)
2、親は子どもの姿勢を真横から観察します。
3、観察のポイントとして、
子どもの肩の中央と耳の中央が一直線上にあるかを観察します。
4、肩の中央と耳の中央が一直線上にない場合は、
猫背の可能性が非常に高いです。
(耳の中央が肩の中央よりも前方にある場合が多いです)
このようにして、猫背かどうかを見分ける事ができます。
もし、当てはまったお子さんがいたり、
子どもを猫背にしたくないって思われた親御さんは、
以下の『みぞおちワーク』をお子さんと一緒に行ってください。
<猫背を改善させる簡単みぞおちワーク>
ワークの姿勢:立った姿勢
1、みぞおちから指2本分ほど下のところを指で軽く押します。
2、口を閉じ鼻で息を吐きつつ、みぞおちの力を抜き、
みぞおちを丸めながら指で深く押していきます。
3、鼻で息を吸いながら、
ゆっくりみぞおちを上に引き上げていきます。
2、3をゆっくりと5回ほど繰り返します。
*ポイント1
みぞおちを丸める時、
なるべく腹筋に力が入らないようしましょう。
*ポイント2
みぞおちを引き上げる時、
肩が一緒に上がらないようにしましょう。
*ポイント3
みぞおちの引き上げが上手く出来るようになると
肩の中央と耳の中央が一直線に揃うようになってきます。
ここにも注目してワークをしていく事をオススメします。
このようにみぞおち付近を中心として背骨の動きを作っていくことで、
体幹部のインナーマッスルが自然と機能していくようになります。
「みぞおちワーク」を習慣化させて、
お子さんを猫背から解放させてあげましょう。
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